自性
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自性(じしょう、Svabhava、サンスクリット: svabhāva、パーリ語: sabhāva、チベット文字:རང་བཞིན; ワイリー方式:rang-bzhin)[1]は、物それ自体の独自の本性[2]、もの・ことが常に同一性と固有性とを保ち続け、それ自身で存在するという本体、もしくは独立し孤立している実体のこと[3]。根本的な性質、存在の本質を表す。西洋哲学の実体に相応する概念である。
- ^ Dharma Dictionary (2008). rang bzhin. Source: [1] (accessed: January 29, 2008)
- ^ 精選版 日本国語大辞典『自性』 - コトバンク
- ^ a b c 岩波仏教辞典 1989, p. 354.
- ^ 岩波仏教辞典 1989, p. 628.
- ^ 仏性の「性」を表す梵: dhātuは種姓を表す「ゴートラ」梵: gotraと同義とされる。[4]
- ^ Ruegg, D. Seyfort (1976). 'The Meanings of the Term "Gotra" and the Textual History of the "Ratnagotravibhāga"'. Bulletin of the School of Oriental and African Studies, University of London, Vol. 39, No. 2 (1976), pp. 341–363
- 1 自性とは
- 2 自性の概要
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