sp混成軌道関数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 06:22 UTC 版)
1つのs軌道と1つのp軌道の重ね合わせにより2つの混成軌道が定式化され、sp混成軌道関数と呼ばれる。次に炭素の場合の例を示す。混成に加わる軌道(2px)の対象軸をx軸に取ると、 ψ 1 = 1 2 ψ 2 s + 1 2 ψ 2 p x {\displaystyle \psi _{1}={\frac {1}{\sqrt {2}}}\psi _{2s}+{\frac {1}{\sqrt {2}}}\psi _{2p_{x}}} ψ 2 = 1 2 ψ 2 s − 1 2 ψ 2 p x {\displaystyle \psi _{2}={\frac {1}{\sqrt {2}}}\psi _{2s}-{\frac {1}{\sqrt {2}}}\psi _{2p_{x}}} これら2つの混成軌道はx軸上で直線的に対向(180度)する2つの軌道関数に相当する。これはアセチレンが直線状分子であることと合致する。
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