歪度
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 16:37 UTC 版)
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確率論および統計学において、歪度(わいど、skewness)は、分布の非対称性を示す指標である。日本産業規格では、ゆがみ、ひずみ(歪み)を確率密度関数または確率関数 f (x) のグラフが左右対称でないこと、ゆがみの程度を平均値まわりの 3 次モーメント µ3 と標準偏差 σ の 3 乗との比 µ3/σ3 と定義している[1]。
分布の尖り(とがり)具合を示す指標である尖度[注釈 1]とともに用いる。歪みをもち、尖度が大きい金融データなどではこれらの指標を頻繁に用いる。
標準化
確率分布の分布特性を示すためには、通常は期待値および分散が用いられる。さらに、分布型の差を示す指標の一つに 3 次モーメント(3 乗の期待値)と 4 次モーメント(4 乗の期待値)とがある。これらのモーメントは、平均値と分散の影響を除くように標準化される。[平均値は、位置尺度には依存しないが、スケール尺度(たとえば分散)に依存する。]
確率変数 X の期待値が μ、分散が σ2 のとき、標準化確率変数
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