semiquaverとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > semiquaverの意味・解説 

十六分音符

(semiquaver から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 02:52 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
図1 幹が上向きの16分音符、幹が下向きの16分音符、16分休符
図2 つながった4つの16部音符

十六分音符(じゅうろくぶおんぷ、アメリカ英語:sixteenth note、イギリス英語:semiquaver)は、八分音符の半分の長さで演奏される音符。15世紀の記譜法に初めて見られる定量記譜法におけるsemifusaに相当する(Morehen and Rastall 2001)。

16分音符は、楕円で中黒の符頭と2つの旗がついたまっすぐな符幹で書かれる(図1参照)。1つの16分音符には常に旗が付いているが、2つ以上の16分音符は通常まとまって桁でつなげられる(Gerou 1996, p. 211)。相当する記号に16分休符があり、同じ時間の休止を表す。幹のある全ての音符と同様、16分音符は五線譜の中線より下にある(声楽では中線上にある場合も)ときは、幹を符頭の右側で上向きに書き、中線上(器楽において)または中線より上にあるときは、幹を符頭の左側で下向きに書く。旗は常に幹の右側にあり、右にカーブしている。上を向いた幹では旗は上から始まって下にカーブし、下を向いた幹では旗は下から始まって上にカーブする。複数の16分音符や8分音符(または32分音符など)が隣り合っている場合には旗は桁によりつなぐことができる(図2参照)。16分音符と8分音符の表記は似ているため注意が必要である。同様のルールは32分音符64分音符のような小さな区分にも適用される。

Unicodeにおいて、U+266C (♬) は桁でつながれた16分音符である。

定量記譜法のsemifusaに由来するが、semifusaは現在、スペイン語、カタルーニャ語、ポルトガル語では64分音符を意味する。

関連項目

参考文献

  • Gerou, Tom (1996). Essential Dictionary of Music Notation. Alfred. 0-88284-730-9
  • Morehen, John, and Richard Rastall. 2001. "Semiquaver". The New Grove Dictionary of Music and Musicians, second edition, edited by Stanley Sadie and John Tyrrell. London: Macmillan Publishers.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  semiquaverのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「semiquaver」の関連用語

semiquaverのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



semiquaverのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの十六分音符 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS