シンクロ径
MTの同期機構部品であるシンクロナイザーリングにおいて、クラッチ機能をもつコーン面の平均径をいう。この径を大きくすればコーン面で発生するコーントルク(同期トルク)は増す。大きな同期トルクが必要な1速用シンクロナイザーリングコーン径は大きく、5速用は小さい。コーントルクは、操作力やコーン平均径とは比例関係にある。コーン平均径がスペース上大きくできないときには、摩擦係数を大きくするためコーン面にペーパー材を貼付したり、コーン面をダブルやトリプルにしている。コーン傾斜角は約7度であるが、食い付きがあるのでこれより小さくはできない。
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