コールバック (情報工学)
(callback (computer programming) から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 18:20 UTC 版)
コールバック(英: callback)とは、コンピュータプログラミングにおいて、あるサブルーチン(関数など)を呼び出す際に別のサブルーチンを途中で実行するよう指定する手法のこと[1]。呼び出し側(caller)が事前に用意・登録したサブルーチンを、呼び出し先(callee)のコードが「呼び出し返す」ように動作することから、電話回線におけるコールバック(callback)のアナロジーとして命名された手法である。これにより、下位レベル(フレームワーク)の抽象化層が上位レベルの層(アプリケーション)で定義されたサブルーチン(関数など)を呼び出せるようになる。このとき、他の関数の引数として渡される関数は、コールバック関数(callback function)と呼ばれる。関数が第一級オブジェクトである言語において、コールバック関数を引数として受け取る関数は高階関数である。
注釈
出典
- ^ コールバックとは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words
- ^ qsort, qsort_s - cppreference.com
- ^ std::qsort - cppreference.com
- ^ デリゲートを結合する方法 (マルチキャスト デリゲート) - C# プログラミング ガイド - C# | Microsoft Learn
- ^ MulticastDelegate Class (System) | Microsoft Learn
- ^ イベント - C# プログラミング ガイド | Microsoft Learn
- ^ イベント - Visual Basic | Microsoft Learn
- ^ pthread_create | IEEE Std 1003.1-2017
- ^ CreateThread function (processthreadsapi.h) - Win32 apps | Microsoft Learn
- ^ JavaScriptとコールバック地獄 - Yahoo! JAPAN Tech Blog
- ^ Callback を撲滅せよ - Yahoo! JAPAN Tech Blog
- ^ [迷信] データ列のソートにはqsort関数を使うべし | 株式会社きじねこ
- コールバック (情報工学)のページへのリンク