United Nations Security Council Resolution 1284とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > United Nations Security Council Resolution 1284の意味・解説 

国際連合安全保障理事会決議1284

(United Nations Security Council Resolution 1284 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/15 04:47 UTC 版)

国際連合安全保障理事会
決議1284
日付: 1999年12月17日
形式: 安全保障理事会決議
会合: 4084回
コード: S/RES/1284 (UNSCR1284)
文書: 英語

投票: 賛成: 11 反対: 0 棄権: 4
主な内容:
  • イラクに査察受入れを再度強調
  • 条件付きの経済制裁中断を決定
  • UNSCOMに代わりUNMOVICを設置
投票結果: 採択(中国、フランス、マレーシア、ロシアが棄権)

安全保障理事会(1999年時点)
常任理事国
中国
フランス
ロシア
イギリス
アメリカ合衆国
非常任理事国
アルゼンチン
ブラジル
バーレーン
カナダ
ガボン
ガンビア
マレーシア
ナミビア
オランダ
スロベニア

国際連合安全保障理事会決議1284(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ1284、: United Nations Security Council Resolution 1284)は、1999年12月17日国際連合安全保障理事会で採択されたイラク情勢に関する決議。略称はUNSCR1284

概要

国連安保理決議1284は、イラクの武装解除問題に関する決議で、条件付きで経済制裁の一時停止を盛り込むとともに国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)に代わり国連監視検証査察委員会UNMOVIC)の設置を決定するもの。

決議は賛成11:反対0:棄権4(中国フランスマレーシアロシア)で採択された。

主な内容

  • UNSCOMに代わり、UNMOVICの設立を決定(但し核兵器関連の査察についてはIAEAが引き続き担当)
  • UNMOVICは4ヶ月毎に安保理に報告を行うことを決定
  • イラクに、UNMOVICと国際原子力機関(IAEA)による兵器査察を受け入れる義務があることを再強調
  • イラクが即時かつ全面的な協力をした場合に限り経済制裁を一時停止することを決定
  • 制裁停止の延期の可否は120日毎に判断すると決定
  • イラクによる協力の欠如や禁止武器の入手などがあった場合、特別な決定がなされない限り5日後に制裁を再開することを決定
  • イラクに、人道的援助、地雷除去などの活動に対し協力する義務があることを再確認
  • イラクに、UNMOVICのイラク政府当局者および施設への即時、無条件かつ無制限のアクセスを許可することを義務付け
  • イラクに、湾岸戦争の捕虜を帰還させる確約の実行を要求
  • イラクに、国民への人道物資および医療物資の配給、イラク国民のニーズに無差別に対処する義務があることを再確認

外部リンク


「United Nations Security Council Resolution 1284」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「United Nations Security Council Resolution 1284」の関連用語

United Nations Security Council Resolution 1284のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



United Nations Security Council Resolution 1284のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国際連合安全保障理事会決議1284 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS