真の意志
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真の意志(True Will)は、1904年にアレイスター・クロウリーの『法の書』執筆とともに創始された宗教であるセレマの神秘主義体系にみられる用語である[1][2]。これはある時には個人の人生における大いなる運命または目的と定義され、またある時には、その時々で〈自然〉と完全に調和してはたらく行為の進路と定義される。〈真の意志〉は互いに衝突することなく運行している星々のそれぞれの固有の運動と軌道にたとえられる。自分の〈真の意志〉と合致している〈セレマイト〉とは、偽りの欲望や葛藤や習慣を捨て去るか回避して、神性とのつながりに触れているものである。理論的にはこの段階に至れば、〈セレマイト〉は、下り坂を流れ落ちる川のように、妨害もなく「結果を切望」することもなく、〈自然〉に沿って行動することになる。
- ^ Skinner, Stephen (ed). The Magical Diaries of Aleister Crowley: Tunisia 1923, p. 79, n. 8. Weiser, 1996. ISBN 0877288569
- ^ IAO131. Thelema & Buddhism in Journal of Thelemic Studies, Vol. 1, No. 1, Autumn 2007, pp. 24
- ^ Liber AL III:60
- ^ "Duty"
- ^ Liber II
- ^ Liber Thisharb
- ^ Liber CL
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