TELOSBとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > TELOSBの意味・解説 

Telosb

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 23:55 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

Telos-B(テロス・ビー)は Tmote(ティーモート)とも呼ばれ、アメリカの大学コミュニティがオープンソースとして開発したセンサネットワーク用の無線端末である。通信方式はIEEE 802.15.4に準拠しており、研究用センサネットワーク端末として欧米ではMICAzに継いでよく利用されている。 MOTE-IV社とCrossbow社が製造するが、MOTE-IV社はSentilla社による買収以来ハードウェア供給を中断した。

ハードウェア

プロセッサ、無線チップ、フラッシュ、USBクライアントコネクタ、アンテナ、入出力用スルホールI/O、ボタンスイッチ2個、単三乾電池2本ホルダが一体となっている。センサは使用者が任意の種類を接続するが、プリインストール型では温度、湿度、光センサがある。 日本で使用するには、2.4GHz帯高度化小電力データ通信システム無線局として、技術基準適合証明を取得しなければならない。

  • プロセッサ MSP430(16bit RISC) - Prog Flash 48KB - 計測Flash 1024KB - RAM10KB - Config EEPROM 16KB 
  • 無線チップ CC2420 2.4 GHz IEEE 802.15.4 チップ公称出力3dBm
  • UART, 12 bit ADC 8ch 0 to 3VDC, 12 bit DAC, I2C, SPI
  • 本体寸法 65 x 31 x 6mm、質量 23g
  • 省電力機能はソフトによる

ネットワーク

オープンソースの TinyOSの使用にてアドホック・マルチホップ省電力通信が構築できるとされる。無線チップであるCC2420のIEEE 802.15.4 MAC層が利用され、上位層にセンサネットワークに必要な機能を組み込むことで、上記以外でもZigBeeや類似のネットワークを形成可能な事が大学の研究で実証されている。

ソフトウェア

TinyOSContikiなどで使用実績があるとされる。Xmeshでは使用実績がない。サポートはオープンソースコミュニティによる。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「TELOSB」の関連用語

TELOSBのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



TELOSBのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのTelosb (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS