TA27 (水雷艇)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/23 17:06 UTC 版)
TA27は第二次世界大戦時のドイツの水雷艇。元はイタリア海軍の水雷艇として建造中であったアリエテ級の一隻であるアウリガ (Auriga) であり、1943年9月に未完成状態でドイツの手に渡った。
ジェノヴァのアンサルド社で建造。1942年7月15日起工。1943年4月15日進水。1943年12月28日就役。第10水雷群に所属。
1944年2月18日から19日の夜、TA24、TA28とともにテヴェレ川河口南方への機雷敷設作戦Hecheに参加し、その際イギリス駆逐艦と思われるものから攻撃を受け、また敵魚雷艇と交戦した。
1944年6月9日、ポルト・フェライオにおいてアメリカ軍の空襲により爆弾3発が命中。浸水により夜遅くに転覆した。乗員はTA30により救助された。
参考文献
- M.J.ホイットレー、『第二次大戦駆逐艦総覧』、岩重多四郎 訳、大日本絵画、2000年、ISBN 4-499-22710-0
- Pierre Hervieux, German TA Torpedo Boats at War, Warship 1997-1998, Conway Maritime Press, 1997, ISBN 0-85177-722-8
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