プレベティコ山系
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 06:34 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動プレベティコ山系 | |
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![]() セカ山地から見たラ・サグラ | |
所在地 |
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位置 | 北緯37度57分 西経02度34分 / 北緯37.950度 西経2.567度座標: 北緯37度57分 西経02度34分 / 北緯37.950度 西経2.567度 |
最高峰 | ラ・サグラ(2382m) |
延長 | 360km |
幅 | 100km |
種類 | アルプス造山運動(新生代) |
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プレベティコ山系(スペイン語: Sistemas Prebéticosまたはスペイン語: Sistema Prebético[1])は、イベリア半島南部にある山系。スペインの4自治州にまたがっている。最高峰は標高2,382 mのラ・サグラ。
地理
しばしばプレベティコ山脈(Cordillera Prebética)とも呼ばれるが、「山脈」や山地の連なりであると表現するのは好ましくなく、不完全な山地の「システム」である。ベティコ山系にさらに2つある副次的山系(スブベティコ山系、ペニベティコ山系)とは異なり、西部地域には存在せず、スール・デ・ハエン山地東端のマルトス近くから始まる。プレベティコ山系はアンダルシア州東部の内陸部から、ムルシア州を経由して、バレンシア州南部の地中海岸に達する[2]。
最高峰はサグラ山地のラ・サグラ(2,382m)であり、その他にはセグラ山地やカソルラ山地も標高が高い。アルメリア県北部のマリーア山地はプレベティコ山系とペニベティコ山系との遷移地帯にある。
地質
プレベティコ山系の地質は親山系であるスブベティコ山系と同様の特徴を分かち合っており、スブベティコ山系の東側の支山系であるとされている。プレベティコ山系を構成する物質は比較的浅い海で形成された[3]。プレベティコ山系の東部の北側はイベリコ山系と接続している。
山地
プレベティコ山系に属する山地を西から列挙した。
- スール・デ・ハエン山地 : スブベティコ山系との遷移地帯にある。
- マヒナ山地
- サグラ山地
- カソルラ山地
- セグラ山地
- アルカラス山地
- カストリル山地
- カブリーリャ山地
- セカ山地
- タイビーリャ山地
- マリーア山地 : ペニベティコ山系との遷移地帯にある。
- クレビリェント山地
- オリウエラ山地
- カリョーサ山地
- マリオーラ山地
- フェレール山地
- ラ・カラスケタ
- プッチ・カンパーナ
- アイタナ
- マイグモー山塊
- セレーリャ
- ショルター山地
- ペーニャ=ロハ山地
- モントゥゴー山塊
- ベルニア山地
- ペニャル・ディファック
脚注
- ^ Embalse del Taibilla
- ^ Edited by W Gibbons & T Moreno, Geology of Spain, 2002, ISBN 978-1-86239-110-9
- ^ Morfología kárstica del sector oriental del Prebético andaluz
外部リンク
- Cuenca del Guadalquivir
- Past and present potential distribution of the Iberian Abies species: a phytogeographic approach using fossil pollen data and species distribution models
- Michael Deusch, Axel Friebe & Manfred Krautter (1991): The Spongiolithic Facies in the Middle and Upper Jurassic of Spain - Abstract
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