Ook!とは? わかりやすく解説

オー‐オー‐ケー【OOK】


Ook

名前 ウークオック

Ook!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/25 19:00 UTC 版)

Ook!
パラダイム 構造化プログラミング
設計者 David Morgan-Mar
型付け なし
主な処理系 RubyOok, Ook#, Acme::Ook
影響を受けた言語 Brainfuck
影響を与えた言語 COW
ウェブサイト Ook!
テンプレートを表示

Ook!(ウーク)は、プログラミング言語の一つ。David Morgan-Marがオランウータン向けのプログラミング言語として考案した。実用言語ではない難解プログラミング言語のひとつ。

オランウータンの鳴き声"Ook"のみを用いた言語である。使用するトークンは「Ook.」「Ook!」「Ook?」の3つだけで、これら2つの組み合わせで1命令を表現する。

Ook!の仕様はBrainfuckと等価である。Ook!で使用する命令はBrainfuckの命令と正確に対応するので、Ook!は実のところBrainfuckの文字の置き換えに過ぎない。

言語仕様

十分な長さのメモリと、それを指す1つのポインタがあることなどはBrainfuckと同じである。Ook!命令とBrainfuck命令の対応は以下の通り。

Ook! Brainfuck 内容
Ook. Ook? > ポインタをインクリメント
Ook? Ook. < ポインタをデクリメント
Ook. Ook. + ポインタの指す値をインクリメント
Ook! Ook! - ポインタの指す値をデクリメント
Ook. Ook! , 入力から1バイトをポインタの指す値に代入
Ook! Ook. . ポインタの指す値をASCII文字として出力
Ook! Ook? [ ポインタの指す値が0なら、対応する「Ook? Ook!」にジャンプ
Ook? Ook! ] ポインタの指す値が非0なら、対応する「Ook! Ook?」にジャンプ

Ook? Ook?」の動作は定義されていない。プログラムのトークン数が奇数の場合は構文エラーとなる。

処理系

参考文献

  • 水野貴明「開発環境探訪 第12回 非常に難解でシンプルなプログラム言語――BrainF*ck」『Interface』第28巻第9号、CQ出版、2002年9月、139-143ページ。※筆者の水野は記事中Ook!に言及した部分に修正を加えたものを公開していた[1]

脚注

  1. ^ Chad Fowler, RubyOok

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