Noldorとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Noldorの意味・解説 

ノルドール

(Noldor から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 14:43 UTC 版)

ノルドールNoldor、あるいはÑoldor、単数形:ノルドNoldo)は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』、『シルマリルの物語』などに登場する架空の種族。ヴァラールの呼び出しに応え、フィンウェに率いられて旅立ったエルフクウェンディ)。 エルダールの第二陣。アヴァリとなったものをのぞき、その全員がアマンへと渡った。地のエルフ(Deep-elves)とも呼ばれる。多くは黒髪をもつ。ヴァンヤールファルマリとともに、カラクウェンディに含まれる。また、ヴァンヤール、テレリとともに、エルダールに含まれる。

解説

ノルドールとはクウェンヤで「博識」を意味する。手の技を愛し、アウレから多くを学んだ。アウレもまたかれらをもっとも愛した。かれらの知識への渇望は激しく、ヴァリノールを広く旅した。

メルコール(モルゴス)は、フィンウェの息子フェアノールが作り出した宝玉シルマリルを奪い、中つ国へと逃げていった。フェアノールとその七人の息子たちは、「なにものであろうと、シルマリルを奪うものは許さない」との誓言(フェアノールの誓言)をし、ヴァラールの制止を振り切って多くのノルドールを率いてモルゴスを追い、中つ国へと旅立つ。かれらはこの誓いに縛られ、多くの勲しをたて、多くの悲劇を生み出した。

フェアノールとかれの一党は、中つ国への道を急ぐあまりアルクウァロンデのテレリから力ずくで船を奪い、数多く殺した。この同族殺しのため、ヴァラールはフェアノール達のみならず中つ国へ向かった全てのノルドールに対して、アマンへの帰還を禁じた。これをマンドスの呪いという。

怒りの戦いのあとマンドスの呪いはとかれ、多くのノルドールはほかのエルダールとともにアマンへと渡っていった。中つ国に留まったエルダールも、指輪戦争サウロンが滅びると、やはりアマンへと渡っていった。

脚注

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Noldor」の関連用語

Noldorのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Noldorのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのノルドール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS