MoGoToYoYoとは? わかりやすく解説

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MoGoToYoYo

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/15 13:54 UTC 版)

MoGoToYoYo
出身地 日本
ジャンル ジャズ、即興音楽、実験音楽、民族音楽
活動期間 2017年 -
メンバー
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MoGoToYoYo(モゴトヨヨ)は、ドラマー・パーカッショニストの芳垣安洋を中心に2017年に始動した日本の音楽ユニット

ジャズ、ロック、民族音楽即興音楽などを融合させたライブ・パフォーマンスを特色とし、演出・視覚的要素も重視する。ライブ活動に主軸を置き、追加メンバーを含む編成時は「MoGoToYoYo+」と表記されることがある。

メンバー

  • 芳垣安洋(ドラムス、パーカッション、ボーカル) – Ground Zero、ROVOOrquesta Nudge! Nudge!Vincent Atmicus などでも活動。
  • 岩見継吾(ベース、パーカッション、ボーカル) – STUTS、賽、世田谷トリオ等で活動。
  • 元晴(サックス) – 元SOIL&"PIMP"SESSIONS
  • 吉田隆一(バスサックス、フルート、パーカッション、ボーカル) – Gatos Meeting、blacksheep など。
  • 有本羅人(トランペット、パーカッション、ボーカル) – 即興演奏を中心に活動。

概要

MoGoToYoYo は、芳垣安洋が主宰し、ジャズと即興音楽をベースにした自由な演奏形態を持つユニットである。視覚的演出(顔ペイント、衣装、ステージ構成など)も含めた、総合的なアート表現としてのライブを志向している。

音楽的には、アート・アンサンブル・オブ・シカゴへのオマージュがしばしば言及され、実験性と構成力のバランス、静と動のダイナミクス、多楽器による音響の層などが評価されている。

活動

国内ライブ

東京を中心に定期的に公演を行う。ステージでは即興性に富む演奏とともに、演出性の高いパフォーマンス(衣装、顔ペイントなど)を取り入れることがある。

海外公演

2017年7月、デンマークコペンハーゲンおよびオーフスで開催されたジャズフェスティバルに出演した。日本とデンマークの外交関係150周年にあたるこの年、両フェスティバルでは記念企画の一環として日本人アーティストが招かれたと報じられており、MoGoToYoYo もそのひとつとして演奏を行った[1][2]

評論家 Tyran Grillo はその演奏について「This brilliant project of drummer Yasuhiro Yoshigaki, by its deft balance of play and patience, was on par with the Art Ensemble of Chicago, an obvious influence.」と述べている[1]

特別公演・拡張編成

2021年5月、高円寺 JIROKICHI にてコマツソウルカッター追悼イベント「Ritual Session」に出演。ピアノ、ギター奏者なども加えた拡張編成で無観客配信ライブを実施し、即興と構成を融合させた祈りのようなパフォーマンスが高く評価された[3]

評価と反響

ライブレビューでは、即興性と構成力の両立、音と沈黙のバランス、ステージ全体を作品とするような演出性が評価される。演奏中に即興的な静けさや間(ま)を生かした状態から、その後に音の密度や動きが増していく構成が観客に強い印象を与えることがある。

また、観客との距離の近さや、演者同士の即時的なアイコンタクト、音による呼応が、ライブ中の緊張感と没入感を高めているとの評価もある。

出典

出典

  1. ^ a b Grillo, Tyran (2017年8月29日). “Live from Denmark: The Copenhagen and Aarhus Jazz Festivals (2017)” (英語). Between Sound and Space: ECM Records and Beyond. 2025年9月14日閲覧。
  2. ^ The Japan Foundation - Associated Programs of “The 150th Anniversary of Japan-Denmark Diplomatic Relations””. www.jpf.go.jp. 2025年9月14日閲覧。
  3. ^ 版画家・コマツソウルカッター追悼展、高円寺で開催、追悼ライブも配信 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2025年9月14日閲覧。

関連項目




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