MgFusion
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/19 21:52 UTC 版)
MgFusion(マグネシウム球殻核融合)は、マグネシウム球殻と二酸化炭素の反応を利用した慣性核融合の概念である[1]。日本の研究者である森重晴雄によって提案されている[2]。
概要
MgFusionは、ミリメートルスケールのマグネシウム球殻内部に水素系燃料を封入し、加熱によってマグネシウムと二酸化炭素の反応を誘起し、その際に発生する衝撃波を利用して燃料を圧縮・加熱する方式である[1]。
従来の磁場閉じ込め核融合やレーザー核融合とは異なり、化学反応を利用した圧縮過程を含む点に特徴がある[2]。
原理
本手法では、マグネシウムと二酸化炭素の反応により発生する高温・高圧環境を利用し、球殻内部の燃料に対して衝撃波収束を生じさせる。これにより、燃料の密度および温度を上昇させ、核融合反応条件の達成を目指すとされる[1]。
また、爆轟的な反応を繰り返すことにより段階的な圧縮を行う「爆轟サイクル圧縮」という概念が提案されている[2]。
研究状況
MgFusionに関する研究は、査読論文およびプレプリントとして公開されている。
2024年には、米国機械学会(ASME)の国際会議において関連論文が発表された[1]。また、同技術に関する詳細な理論検討がプレプリントとして公開されている[2]。
さらに、欧州物理学会プラズマ物理学会議(EPS 2026)において、関連する研究が採択されている[2]。また、国内メディアにおいても報道が行われている[3]。
関連項目
脚注
- ^ a b c d “Detonation-Cycle Compression Concept for Proton–Boron Fusion Using a Surface-Engineered Magnesium Shell”. ASME Power Conference Proceedings. 2026年3月19日閲覧。
- ^ a b c d e “Detonation-Cycle Compression Concept for Proton–Boron Fusion Using a Surface-Engineered Magnesium Shell”. Jxiv. 2026年3月19日閲覧。
- ^ “MgFusionに関する報道”. 日本経済新聞. 2026年3月19日閲覧。
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