Leslie Ann Jonesとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Leslie Ann Jonesの意味・解説 

レスリー・アン・ジョーンズ

(Leslie Ann Jones から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/08 04:53 UTC 版)

レスリー・アン・ジョーンズ (Leslie Ann Jones) は、アメリカ合衆国レコーディング・エンジニア。複数のグラミー賞受賞歴がある[1]ルーカスフィルムスカイウォーカー・サウンドの音楽レコーディングのディレクター。グラミー賞を運営するナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス運営委員会の元議長。父親はドラマー、パーカショニストでバンドリーダーのスパイク・ジョーンズ。母親はその妻で歌手のヘレン・グレイコ。

生い立ち

幼少期から音楽シーンに興味を抱き、父親を通して多くの音楽ジャンルに接した。父親のバンドで歌っていた母親のヘレン・グレイコの影響から、メル・トーメフランク・シナトラバーブラ・ストライサンドなどのボーカリストを好んだ。シルバートーンのエレクトリック・ギターを買い与えられ、14歳からバンドで演奏を始めた。ガールズ・バンドのギタリスト兼バックグラウンド・ボーカルとしてヒット曲のトップ40を演奏する傍ら、他のバンドの編曲を手がけたり、自らPAシステムを組み立てた。1974年にはファニーの世界ツアーでローディー兼ライブ・サウンド・ミキサーを努めた[2]。また、バンド用にタスカムの½" 4トラック・テープ・マシンにレコーディングできる地下レコーディング設備を作った。バンド・プロデューサーになり、第二のピーター・アッシャーとなることを夢見ていた[3]。最も好む音楽はビッグバンドである[4]

経歴

エンジニアとしての最初の仕事は、ABCスタジオのプロダクション・エンジニアとして録音作品の複製作業にあたることであった。ロイ・ハリー、レジー・・ドージャー、バーニー・パークンスの元でアシスタント・エンジニアとして数年間指導を受けたのち、1977年にジョン・メイオールのライブ・アルバム『ロッツ・オブ・ピープル』のリード・エンジニアとして抜擢された。

1978年にカリフォルニア州サンフランシスコ北部に移り、当時最先端のデジタル・オーディオ・レコーディング・システムの1つであるオートメーション・ミキシングなどを備えることで知られたスタジオ「ジ・オートマット」で働き始める。ここでは『地獄の黙示録』サウンドトラックのほか、ハービー・ハンコックカルロス・サンタナのレコーディングに携わり、フレッド・カテロとデイヴィッド・ラビンソンに師事した[5]。ほかにもメイズ、コン・ファンク・シャン、ホリー・ニア、アンジェラ・ボフィルのアルバムをレコーディングした。

オートマットは1984年に閉鎖となり、ジョーンズは3年間フリーランスとなった。ウィンダム・ヒル・レコードのセッション作品のレコーディングのほか、オリヴィア・レコードの最後の数年の作品でエンジニアリングを手がけた。

1987年にロサンゼルスに戻り、キャピトル・レコードで働き始める。ここでは10年間在籍し、ローズマリー・クルーニー、マイケル・ファインスタインなどの、ジャズの名盤やボーカルもの、クラシック作品などのレコーディングで評判を上げた。一方で映画やテレビ向けの音楽も引き続き手がけた。

1997年から現在までスカイウォーカー・サウンドの音楽レコーディングのディレクターとして働き、オーケストラのレコーディング、映画や映像作品のミキシング、音楽アルバムのプロデュースなどを手がけている。

脚注

外部リンク


「Leslie Ann Jones」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Leslie Ann Jones」の関連用語

Leslie Ann Jonesのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Leslie Ann Jonesのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレスリー・アン・ジョーンズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS