ICTCPとは? わかりやすく解説

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ICtCp

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 09:18 UTC 版)

ICTCPICtCpITP)は、ITU-R BT.2100で規定された色空間である。ハイダイナミックレンジ(HDR)や広色域(WCG)を扱うビデオデジタル写真のカラー画像パイプラインの一部として使用される[1]ドルビーラボラトリーズによって開発された。このフォーマットは、2つの行列変換と非線形の伝達関数を含む座標変換によって、関連するRGB色空間から変換できる。 この変換によってICTCPという3つの信号が生成される。ICTCPはPQ(Perceptual Quantizer)方式およびハイブリッドログガンマ(HLG)方式のどちらでも使用できるが、ICTCPと同じくドルビーによって開発されたPQ方式とともに使用されるのが最も一般的である。

I(intensity=強度)は明るさを表す輝度成分であり、CTCPはそれぞれ青-黄(tritan=3型色覚に由来)および赤-緑(protan=1型色覚に由来)を表す色差成分である[2]

変換

Rec.2100による定義では、ICTCPは以下のようにRGBから変換できる[1]

BT.2100 RGBからLMSを計算:




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