IBMソーマーズ事業所とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > IBMソーマーズ事業所の意味・解説 

IBMソーマーズ事業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/24 05:23 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
IBMソーマーズ事業所を広場から見る

IBMソーマーズ事業所(IBM Somers Office Complex)は米国ニューヨーク州ウェスチェスター郡ソーマーズ(Somers, New York)にあるIBM社の事業所で、I.M. Peiが設計したモダニズム建築風の事務所ビル群で、1980年代には付近の様々な施設に分散していたIBM社の主要グループおよび事業部の本部機構、客先用デモルームなどが集約されたのであるが、2016年にはIBMの手を離れている。

レイアウト

USGSから見たIBMソーマーズ事業所

上から見ると、ガラスのピラミッドのように見える三角形の屋根を頂いた4つのビルが丘の上のサービス・ビルにつながっている。土地は3.0平方キロメートルあり、オフィス・スペースは11万平米ある[1]。持ち主はすべてIBMで、グローバル・サービス(営業)、ソフトウェア、システムズ&テクノロジー・グループ(開発・製造)などの主要事業部およびグループの本部機構が入っていた。住所は、IBM Corporation, 294 Route 100, Somers, New York 10589[2]

歴史

ニューヨーク市の北郊外にあり、1983年に近くのペプシコーラ社の事業所の認可に続いて計画が始まり、1984年から1989年にかけて5,500万ドルの費用をかけて、3,000人を収容するスペースのビル群が完成し、それまでホワイト・プレインズハリソン、パーチェス、マウントプレザントなどの貸しビルに散在していた組織(アーモンクにある本社機構を除いて)がほぼすべてここへ移転した。

近くのペプシコーラの施設の売却に続いて、2016年9月にIBMもこの事業所を売却して、当時徐々に少なくなっていた従業員は他へ移転した。[3]2018年9月には、ここに全寮制学校を設立する計画が明らかになっている。[4]

1995年、IEEE建築賞をもらっている。

Somers Songsters

2003年、社内ボランティアのSomers SongstersがIBM 100パーセントクラブの歌を、アメリカ民謡「線路は続くよどこまでも」に合わせて歌い、レコーディングしている[5]

交通

ホワイト・プレインズおよびハリソンをほぼ東西に通る州間高速道路287号線Interstate 287)から北へ分かれる州間高速道路684号線(Interstate 684)がニューヨーク州道路22号線(NY 22)と交わる所のアーモンク(IBM本社機構がある)を過ぎて、さらに北へ22キロほどいったところの州間高速道路の西側にあった。

参照項目

脚注

  1. ^ IBM Somers Office Complex (Pie Cobb Frei & Partners)
  2. ^ IBM Corporation - Office Information
  3. ^ IBM Sells Somers Campus For $31.75 Million
  4. ^ Academy Seeks Somers IBM Building for State-of-the-Art Campus
  5. ^ IBM One Hundred Percent Club

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「IBMソーマーズ事業所」の関連用語

IBMソーマーズ事業所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



IBMソーマーズ事業所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのIBMソーマーズ事業所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS