Iδ指数とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会一般 > 指数 > Iδ指数の意味・解説 

Iδ指数

(Iデルタ指数 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/07 09:42 UTC 版)

指数 (あいでるたしすう)は、個体群生態学における指数。生物の分布様式を示す分布集中度指数のひとつである。 1959年森下正明(1913年 - 1997年)が提唱したものである。生物の分布様式を調べる際、対象とする場を特定の大きさの区画に分け(コドラート法、分布様式区画法の項参照)、それぞれに含まれる個体数を数えることでしらべる方法が普通である。ところが、それまで広く用いられていた分散指数 を用いる手法では、非機会分布のとき区画ごとの個体数の平均によって影響を受ける。この指数はその点を改良したもので、生物の分布様式解析の定番となった。考案者にちなんで森下の指数(もりしたのあいでるたしすう)、森下の公式、Morisita Index とも呼ばれる。(森下本人のこだわりからMorishitaではなくMorisitaである。)

指数を計算するに際して、調査区域を隣接するいくつかの区画、たいていの場合は方形区に分割し、その中の個体数を数える。

指数は、次の数式で定義される。

:区画数
:j番目の区画内の個体数
 のとき分布様式は集中分布
 のとき分布様式はポアソン分布に従う機会分布
 のとき分布様式は一様分布

関連項目

参考論文

参考サイト





Iδ指数と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Iδ指数」の関連用語

Iδ指数のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Iδ指数のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのIδ指数 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS