F値 (評価指標)とは? わかりやすく解説

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F値 (評価指標)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 21:49 UTC 版)

適合率と再現率

F値(F尺度とも、: F-measure、F-score)は、二項分類統計解析において精度を測る指標の一つである。F値は適合率と再現率から計算される。適合率とは陽性と予測したもののうち(この中には正しく予測できていないものも含まれる)実際に正しく予測できたものの割合で、再現率は全ての陽性のうち実際に陽性であると予測できたものの割合である。適合率は陽性的中率(Positive predict value、PPV)とも、再現率は感度 (sensitivity) と呼ばれることもある。

F1 Score(F1)は適合率と再現率の調和平均で計算される。より一般的なF値も考えることができて、重み付けF値 (Weighted F-score) は適合率または再現率に何らかの重みをかけた上で調和平均をとって算出する。


F値が取りうる最大値は1.0であり、これは適合率と再現率がともに1.0 (=100%) の場合である。逆にF値がとりうる最小値は0で、このとき適合率と再現率の少なくともいずれかが0である。

言葉の由来

F値 (F Score) という名前は、第4回メッセージ理解会議(MUC-4, 1992)で紹介されたとき、Van Rijsbergen 氏の著書に記載されていた別のF関数にちなんで名付けられたとされている[1]

定義

従来のF値またはバランスF値(F1Score[訳語疑問点]は、適合率と再現率との調和平均である。

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