射出座席
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射出座席 (しゃしゅつざせき) は、軍用機から非常時に脱出 (ベイルアウト、英: bailout) するための装置。作動させると、搭乗者は座席ごとロケットモータなどによって機外へと射ち出され、パラシュートで降下する。主に戦闘機など小型の軍用機に装備されている。射出時には搭乗者には通常12G - 14G程度(1960年代から1970年代のソビエトの射出座席は20G - 22Gで人間の耐久限界を超えていた。)の加速度が掛かるため、訓練経験がないと脊椎損傷の危険がある。
- ^ 現在でも、射出座席が装備されていない航空機では、この方式はいまだ現役である
- ^ 代表例として、火災を起こした自機からの脱出時に垂直尾翼にぶつかり死亡した、「アフリカの星」ことハンス・ヨアヒム・マルセイユが挙げられる。
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