DCS色分解とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > DCS色分解の意味・解説 

DCS色分解

(Desktop Color Separations から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/04 07:57 UTC 版)

DCS色分解(ディーシーエス色分解、Desktop Colour Separation、DCS)は、Quark社によって導入された拡張されたEncapsulated PostScriptファイル形式である[1]。現在では主に、グレースケール画像の各部分に異なる特色を適用する場合など、複数のチャンネルを使用する特殊なグラフィック作業、特に画像に使用されている。

ファイル形式

DCSでは、CMYKグラフィックは5つのファイルに分離される。メインファイルと、CMYKプロセスカラーごとに1つずつ、4つの分離前ファイルである[2]。メインファイルには、どの分離ファイルが必要で、どこにあるかという指示と、画像の合成印刷に使用される合成画像情報が含まれている[2][3]

Operation

ポストスクリプトプリンターに出力する場合、プリンタードライバーはメインファイルの情報を読み取り、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各ファイルを対応する分版ファイルに割り当てる。

出典

  1. ^ OPI and DCS Desktop Color Separation Method Comparison”. Adobe Systems Inc. 2016年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月4日閲覧。
  2. ^ a b OPI and DCS Desktop Color Separation Method Comparison”. Adobe Systems Inc. 2016年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月4日閲覧。
  3. ^ Powers (1993年12月10日). “Desktop Color Separation (DCS) General Information”. Adobe Inc.. 2016年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月4日閲覧。

関連文献

  • 『PostScript詳細解説―PDFの元となった標準ページ記述言語とその実装 /CD-ROM付き』CQ出版社〈OPEN DESIGN BOOKS〉、1997年12月20日。ISBN 9784789818513 
  • 『インタプレス―電子出版のためのページ記述言語』丸善、1989年3月30日。ISBN 9784621033500 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  DCS色分解のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「DCS色分解」の関連用語

DCS色分解のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



DCS色分解のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのDCS色分解 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS