DYSEACとは? わかりやすく解説

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DYSEAC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/25 09:33 UTC 版)

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DYSEACは、アメリカ国立標準局(NBS)によって作られた2台目のStandards Electronic Automatic Computer(SEAC)である。

DYSEACは、NBSがアメリカ陸軍通信部隊英語版のために製作した第一世代コンピュータである。トラックの荷台に格納されていたため、おそらく世界初の可搬式コンピュータである。1954年4月に運用を開始した[1]

DYSEACは900本の真空管と24,500個のダイオードを使用した。水銀遅延管を使用し、45ビット幅(およびパリティビット)の512ワード主記憶装置(メモリ)を構成していた。メモリのアクセス時間は48 - 384マイクロ秒である。加算には48マイクロ秒、乗算・除算には2112マイクロ秒かかった。これらの時間にはメモリアクセスに要する時間が入っておらず、最大で約1500マイクロ秒がさらに必要である。

DYSEACの重量は約12ショートトン(18トン)だった[2]

関連項目

脚注

  1. ^ “9. Bureau of Standards Computers - DYSEAC” (英語). Digital Computer Newsletter 6 (4): 7. (October 1954). http://www.dtic.mil/docs/citations/AD0694614. 
  2. ^ Weik, Martin H. (1961年3月). “DYSEAC”. ed-thelen.org. 2019年9月25日閲覧。

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