DRONE STARとは? わかりやすく解説

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DRONE STAR

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 04:13 UTC 版)

DRONE STAR
開発元 株式会社エル(輸入販売元)
種別 無人航空機
発売日 2017年 DRONE STAR 01
ウェブサイト https://www.dronestar.jp/

DRONE STAR(ドローンスター)は株式会社ORSO及び株式会社エルの共同プロジェクトで販売されているクアッドコプター無人航空機(ドローン)[1]。重さ50g以下の超小型ドローンで、主に室内での利用を目指して作られ、ドローンの操作を通じて楽しみながら学ぶことを目的とした商品ラインが展開されている。


製品一覧

DRONE STAR 01

2017年にリリースされた「DRONE STAR 01」は、室内での使用を想定した小型ドローン。スマートフォンの画像認識技術とAR技術を活用[2] したアプリと連携し、ユーザーはドローンの操作を楽しみながら学ぶことができた。この機体は、飛行時間の延長や安定したホバリングを実現するための水平飛行アシスト機能を備えていた。現在は販売が終了している。

DRONE STAR 01 本体・操縦機
項目 仕様
対象年齢 15歳以上
使用周波数 2.4GHz
カメラ画素数 30万画素
操作距離 およそ25メートル
操作モード モード1、モード2
機体サイズ 縦45mm

横45mm 高さ28mm (プロペラは含まない)

使用場所 屋内専用
機体重量 18g
飛行時間 4〜5分
充電時間 20分〜30分
電池 リチウムポリマー充電池

DRONE STAR PARTY

2023年に発表された「DRONE STAR PARTY」は、最大4人で楽しめるパーティーゲーム用のドローン。専用アプリを使用することで、スマートフォンをコントローラーとしてドローンを操作でき、友人や家族と一緒に飛行時間や飛行回数を競うことができる[3] 。ホバリングアシスト機能やプロペラガードが標準でついており、初心者でも安全に飛行させることができる。付属のソフトウェアを利用して、前進や回転などの動作を制御するブロックをつなぎ合わせることで、ドローンをプログラム通りに自動飛行させることができる。

DRONE STAR PARTYの本体とパッケージ
項目 仕様
対象年齢 15歳以上
使用周波数 2.4GHz
カメラ画素数 92.2万画素
操作距離 約30メートル
操作モード モード1、モード2
機体サイズ 縦100mm

横120mm 高さ45mm

使用場所 屋内専用
機体重量 50.5g
飛行時間 7分
充電時間 約60分(1.0A)
電池 リチウムイオン充電式バッテリー 

3.7V 550mAh (ICP9/21/39)

DRONE STAR TRAING

2024年にリリースされた「DRONE STAR TRAINING」は、ドローン国家資格取得を目指す人向けの練習用ドローンとして開発された。この機体は、改正航空法に基づくドローンの実地講習および無人航空機操縦者技能証明の実地試験に必要な機能を備えている。特に、ビジョンセンサーのON/OFF機能が搭載されており、八の字飛行やスクエア飛行、異常事態における飛行など、実技試験の基準に準拠した練習が可能となっている[4] 。また、機体は軽量でプロペラガードを標準装備しており、自宅でも安全に練習することができる。これにより、これまで専用の設備、機材のある教育機関に通う必要があった資格取得に向けてのトレーニングについて、自宅での練習環境を実現できるようになった。

DRONE STAR TRAINING の本体・操縦機・パッケージ
項目 仕様
対象年齢 15歳以上
使用周波数 2.4GHz
カメラ画素数 約90万画素
操作距離 約30メートル
操作モード モード1、モード2
機体サイズ 縦100mm

横120mm 高さ45mm

使用場所 屋内専用
機体重量 50.5g
飛行時間 約7分
充電時間 約100分
電池 リチウムイオン充電式バッテリー3.7V 550mAh (ICP9/21/39)
搭載センサー 気圧センサー/ジャイロセンサー/ビジョンセンサー(ON・OFF切り替え)

近年の新展開

2020年代後半にかけて、DRONE STARシリーズは国家資格対策やシミュレーター分野にも展開を広げている。2024年には、無人航空機操縦士の国家資格実地試験に対応したトレーニング用機体「DRONE STAR TRAINING」が発表された。本機は100g未満の軽量設計で、プロペラガードを標準装備し、ビジョンセンサーのON/OFF切り替えや飛行経路の録画・再生など、実技試験の練習に即した機能を搭載している[5]

さらに2025年には、ブラウザ上で動作するドローンシミュレーター「DRONE STAR PILOT」が公開された。インストール不要でスマートフォンやPCから利用可能な設計となっており、教育現場やイベントでの体験型利用を想定している[6]

これらの新製品はいずれも、教育・研修や安全な操縦技術習得を目的とした取り組みとして報道されている。


関連項目

外部リンク

DRONE STAR - 公式サイト

  1. ^ ドローン教育プラットフォーム「DRONE STAR」展開、10周年展示でTRAININGとシミュレーター公開”. ドローンジャーナル(Impress). インプレス (2025年6月25日). 2025年8月28日閲覧。
  2. ^ ドローン操縦者向け教育アプリ「DRONE STAR」提供開始”. Impress Watch ケータイ Watch. インプレス (2017年4月5日). 2025年8月28日閲覧。
  3. ^ ORSO、“お家で飛ばせる”最新ドローン「DRONE STAR PARTY」発売”. ドローンジャーナル(Impress). インプレス (2023年6月6日). 2025年8月28日閲覧。
  4. ^ 国家資格の実地試験対策に!本格練習ができる100g未満ドローン「DRONE STAR TRAINING」”. ドローンジャーナル(Impress). インプレス (2025年6月25日). 2025年8月28日閲覧。
  5. ^ 国家資格の実地試験対策に!本格練習ができる100g未満ドローン「DRONE STAR TRAINING」”. DroneTribune. ドローントリビューン (2024年7月17日). 2025年8月28日閲覧。
  6. ^ ORSO、国家資格トレーナー機とブラウザ型シミュレーターを展示—Japan Drone 2025”. ドローンジャーナル(Impress). インプレス (2025年6月25日). 2025年8月28日閲覧。



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