コロラチュラ【(イタリア)coloratura】
コロラトゥーラ【(イタリア)coloratura】
コロラトゥーラ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 06:13 UTC 版)
コロラトゥーラ(イタリア語: coloratura)は、クラシック音楽の歌曲やオペラにおいて、旋律に細かく速い音符の連なりを用いて装飾を施し、まるで声を転がすように歌う技法である。このような装飾は、音価の長い音符を音価の短い音符に分割するディミヌツィオーネ(イタリア語:diminuzione)という方法が用いられ、音価の長い白い音符から音価の短い黒い音符に変えるため、音符に色を塗るcolorireという言葉からコロラトゥーラという言葉が生まれた。このように細かく速い音符の連なりを敏捷に歌う技法をアジリタ(イタリア語:agilità)とも呼ぶ。
- ^ 関口純明『19世紀前半におけるテノールの音楽的変遷に対する装飾的技巧性の面からの一考察――ジョアキーノ・ロッシーニとそれに続く作曲家たちに焦点を当てて――』 東京音楽大学〈博士(音楽) 甲第6号〉、2018年。 NAID 500001323303 。
- 1 コロラトゥーラとは
- 2 コロラトゥーラの概要
- 3 脚注
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