CHES (緩衝剤)とは? わかりやすく解説

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CHES (緩衝剤)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/30 23:41 UTC 版)

CHES
識別情報
CAS登録番号 103-47-9 
PubChem 66898
ChemSpider 60260 
UNII 71X53V3RZ1 
DrugBank DB03309
MeSH 2-(N-cyclohexylamino)ethanesulfonic+acid
ChEBI
特性
化学式 C8H17NO3S
モル質量 207.29 g mol−1
酸解離定数 pKa 9.3
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

CHESまたは、N-シクロヘキシル-2-アミノエタンスルホン酸英語: N-cyclohexyl-2-aminoethanesulfonic acid)は、緩衝剤の1つ。有用範囲は pH 8.6–10 である[1]。通常は白色の結晶性粉末。

不純物の影響

市販のCHES(およびMES、BES、PIPESのような他のスルホニルエチル緩衝液)は、RNAのポリアニオン模倣体であるオリゴ(ビニルスルホン酸) (OVS) を含むことがあり、RNA結合タンパク質や酵素の強力な(pM)阻害剤となりうる[2]

出典

  1. ^ Good's buffers (biological buffers)”. 2025年5月25日閲覧。
  2. ^ Smith, Bryan D.; Soellner, Matthew B.; Raines, Ronald T. (2003). “Potent Inhibition of Ribonuclease A by Oligo(vinylsulfonic Acid)”. Journal of Biological Chemistry (Elsevier BV) 278 (23): 20934–20938. doi:10.1074/jbc.m301852200. ISSN 0021-9258. 

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