Bt毒素とは? わかりやすく解説

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Bt毒素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 01:31 UTC 版)

Bt毒素(ビーティー毒素)とは、Bacillusに属する真正細菌の一種 バチルス・チューリンゲンシス (Bacillus thuringiensis) の産生する殺虫性タンパク質の別名である。

本毒素は大きく、結晶性タンパク質であるδ内毒素(δendotoxin)とVIPタンパク質の2種類に分けられている。このうち、δ内毒素は構造の異なる複数のタンパク質から構成されるCry毒素と単一のタンパク質グループから構成されるCyt毒素の2種類に分けられている。これらのδ内毒素はB.thuringiensis芽胞形成期に副胞子小体としてつくられる。また、VIPタンパク質は増殖期の細胞によって産生されるタンパク質である。

農業用殺虫剤生物農薬)の「BT剤」として利用される。

δ内毒素

Cry毒素

Cyt毒素

VIPタンパク質

毒素の作用点と昆虫の抵抗性

参考文献

  • 国見裕久・小林迪弘編著『最新 昆虫病理学』,講談社, 2014年



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