BladeSymphonyとは? わかりやすく解説

BladeSymphony

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/01 03:38 UTC 版)

BladeSymphony (ブレードシンフォニー)は、2004年から日立製作所が発売しているブレードサーバのシリーズである。

2015年現在、出荷中の製品は、BS2500シリーズとBS2000シリーズ、BS500シリーズの大きく3つに分けられ、いずれもCPUとしてXeonを搭載している。

  • BS2500シリーズは2014年10月に発売を開始した上位シリーズである[1]
  • BS2000シリーズは2009年4月に発売を開始した上位シリーズである[2]
  • BS500シリーズは2012年4月に発売を開始した[3]

BS320シリーズは2006年6月に発売を開始した下位シリーズであり、ミニをもじって320と付けており集積度を重視していた[4]が、2015年現在Webやカタログの掲載がなく、販売を終了した模様である。 BS1000シリーズは、2004年9月から発売していた上位シリーズであり、Xeonモデルに加えてItanium搭載ブレードと混在できた[5]。BS1000シリーズは2012年現在Webやカタログの掲載がなく、販売を終了した模様である。

他社ブレードとの違いとして日立サーバ仮想化機構(Virtage)があり、Virtageはハードウェア型のハイパーバイザーに近いため、仮想化でボトルネックとなりやすいI/Oボトルネックをハードウェアで代行することができる。日刊工業新聞社の2008年十大新製品賞の本賞をVirtage3搭載ブレードサーバであるBladeSymphony 1000が受賞している。2009年3月にBS1000シリーズの後継としてBS2000シリーズを発表し、Virtageを標準搭載している。また、2009年10月にはBS320もVirtage対応モデルを発表している。BS500シリーズおよびBS2500シリーズは、Virtageを標準搭載している。 その後、各シリーズともに2016年9月以降、新モデル(新CPU)などに対応した製品発表されておらず、製品として新規販売を停止した模様である。

対応OS

  • HP-UX(BS1000シリーズでItanium搭載ブレードのみ。ただしVirtage下ではサポートされていない)
  • Windows Server 2003以降(VistaやXPは動作保証されていない)
  • Linux

対応仮想化ソフト

脚注

  1. ^ ニュースリリース:2014年10月24日”. 日立. 2025年4月1日閲覧。
  2. ^ ニュースリリース:2009年3月10日”. 日立. 2025年4月1日閲覧。
  3. ^ ニュースリリース:2012年4月12日”. 日立. 2025年4月1日閲覧。
  4. ^ ニュースリリース : 2006年6月1日”. 日立. 2025年4月1日閲覧。
  5. ^ ニュースリリース : 2004年9月1日”. 日立. 2025年4月1日閲覧。

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「BladeSymphony」の関連用語

BladeSymphonyのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



BladeSymphonyのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのBladeSymphony (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS