アプロヴェチョとは? わかりやすく解説

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アプロヴェチョ

(Aprovecho から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:28 UTC 版)

アプロヴェチョオレゴン州コテージグローブ(en)の近くに拠点がある2つの非営利組織の名前で、スペイン語で "I make best use of" という意味の単語 aprovecho より採られた。[1]アプロヴェチョ持続可能性教育センターパーマカルチャー再生可能エネルギーを含む持続可能な生活に焦点を当てている。その姉妹組織であるアプロヴェチョ研究センターは途上国で使用するための効率的な調理用ストーブを開発している。[2]


  1. ^ About Aprovecho アプロヴェチョ持続可能性教育センター
  2. ^ Karen McCowan. “Project Cooking Up Stoves For The Poor”. 2009年5月22日閲覧。
  3. ^ Peter Scott, for GTZ/ProBEC North. “Malawi report”. 2009年5月22日閲覧。
  4. ^ a b c Aprovecho Spring 2012 Workshop: Mike Hatfield talks about an early stove design failure(動画) アプロヴェチョ研究センター
  5. ^ HOW TO BUILD THE IMPROVED HOUSEHOLD STOVES MINISTRY OF ENERGY AND MINERAL DEVELOPMENT, THE REPUBLIC OF UGANDA
  6. ^ Dean Still. “Larry Winiarski's Rocket Stove Principles”. 2009年5月22日閲覧。
  7. ^ Cooking With Less Fuel: Breathing Less Smokeアプロヴェチョ研究センター、世界食糧計画、School Feeding Service (PDPF)、Partnership for Clean Indoor Air (PCIA); Shell Foundation
  8. ^ Design Principles for Wood Burning Cook Stoves アプロヴェチョ研究センター、Partnership for Clean Indoor Air、Shell Foundation、2005年6月
  9. ^ Test Results of Cookstove Performanceアプロヴェチョ研究センター、PCIA、 Shell Foundation、USEPA 2011年
  10. ^ Kelpie Wilson, Mother Earth News. “New Biochar Stoves at the 2009 ETHOS Conference”. 2009年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月22日閲覧。
  11. ^ Manufacturing Custom Emissions Equipmentアプロヴェチョ研究センター
  12. ^ a b Engineers Hone Clean-Energy Stoves For The World ナショナル・パブリック・ラジオ February 08, 2011
  13. ^ Mud Stoves アプロヴェチョ研究センター、Partnership for Clean Indoor Air (PCIA)
  14. ^ Instructions for Building a VITA Stove(PDF) Samuel F. Baldwin and Dean Still, 1987, 2005
  15. ^ Dean Still explains the newest advances in clean burning stoves
  16. ^ a b c Oregon's Aprovecho Research Center builds stoves to help the environment, health and humanity Oregon Live, February 02, 2011
  17. ^ SAFE Stoves, good for women and environment 世界食糧計画, 6枚目の写真, 16 December 2009
  18. ^ 生きるために不可欠な生活物資―薪』(PDF) 国際連合難民高等弁務官駐日事務所
  19. ^ Engineers Hone Clean-Energy Stoves For The World 世界食糧計画, 09 February 2011
  20. ^ Ashden Awards. “Rocket Stoves for institutional cooking”. 2009年6月29日閲覧。
  21. ^ Ashden Awards. “Ashden Awards: International winners 2009”. 2009年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月29日閲覧。
  1. ^ 具体的には。地域によっては木炭が好まれる。家畜の糞を固めて干した燃料は灰になっても崩れないため火かき棒や灰受け皿が使えるように変更を加えた物を試行している。(Designing a Clean-Burning, High-Efficiency, Dung-Burning Stove: Lessons in cooking with cow patties (PDF) Mark Witt, Kristina Weyer, and David Manning, February 2006)一方、草はふんだんに生えているが木は少ない難民キャンプで干草を燃料としたストーブを奨励した事もあったが失敗に終わった。Cooking Options in Refugee Situations 国際連合難民高等弁務官事務所, p27-28 を参照。
    なおバイオ燃料の項にあるような穀物から製造される燃料は途上国の人達には手が届かない。
  2. ^ 経験上、現地で利用可能な材料と技術水準で製作できなければ故障後に修理できず打ち捨てられ援助が無駄に終わるため。
  3. ^ たとえばストーブが冷えている状態からコーヒーを飲むために少量の湯を沸かす場合。
  4. ^ 石を3つ置いたストーブは薪の熱が床や地面に奪われて火が消え易いので必要以上に薪をくべたり太い薪を割らずにそのまま使用するなど燃料の無駄遣いと多くの煤煙につながりやすいものの、火の扱いに熟達した人が風の無い室内で使えば効率が高い。Test Results of Cookstove Performanceアプロヴェチョ研究センター、PCIA、 Shell Foundation、USEPA 2011年の p.8 を参照。
  5. ^ VITA Stove は米国でかつて存在していた非営利の国際支援団体、Volunteers in Technical Assistance の研究成果のひとつを利用した物。(BIOMASS STOVES: ENGINEERING DESIGN, DEVELOPMENT, AND DISSEMMINATION By Samuel F. Baldwin, Princeton University) VITA は現在EnterpriseWorks/VITAに統合されている。
  6. ^ 1日で煙草3箱相当の有害物質を吸い込む事になる。薪で調理をする母親に背負われた幼い子は影響を受けやすいが、ただちに症状が出るだけではないので軽視されやすい。疾患を抱えた子供が治療を受けられる機会はほとんど無い。The Aprovecho Institutional Rocket Stove(動画) を参照。
  7. ^ ただし行き帰りは一緒でも薪を拾う段になると個々に散らばるしかない。
  8. ^ 難民に支援の食料を配給する事はあっても調理まで毎日して配る団体は稀なので、食べるためには難民が自分で調理する必要があり、薪が必要になる。
  9. ^ Institutional Stove。電気もガスも灯油も入手できない難民キャンプ、学校などで大勢に給食を作るため、あるいは診療所で医療器具や医療廃棄物を殺菌するのに用いる。煙突を備えており室内を汚染しない。
  10. ^ 現地で作る以外に、完成品が欲しいという要望が高かったため。
  1. ^ 断熱すると薪の燃焼温度は1100度に達するため、燃焼室を金属で作ると長持ちしないので陶磁器を使用する。
  2. ^ 暖房用のロケットマスヒーターでは火のすぐ上の短い煙突はヒートライザーと呼び、排気用の煙突は蓄熱性の高い材料で覆ってこの熱も部屋の暖房に利用する。
  3. ^ ペレット燃料を使用したストーブは煙が少ないが、木材をペレットに加工するには装置と動力が必要になる。割って乾燥させただけの薪でペレット燃料のような効果を得るため。
  4. ^ 高級薪ストーブのように吸気を減らして酸欠にしたり煙突にダンパを設け不完全燃焼させる事で火力を調節する事はせず、あくまで調理に必要最小限の量の薪を完全燃焼させる。
  5. ^ 空気は炎で熱してから煙突を通す。
  6. ^ 薪は完全燃焼すると炭にならずに直接、灰になる。
  7. ^ 形状は変わっても構わないが、断面積は同じにする。
  8. ^ 炉を断熱材で製作するロケットストーブは火格子が無くても薪の熱が奪われて消える事はなく、かつ灰は体積が小さいので家畜の糞を燃やすタイプ以外は火格子を使用しない。
  9. ^ 薪を効率的に燃やしても鍋に熱を伝える段でロスしては全体の効率が低下する。そこで鍋は底だけを加熱するのではなく、周囲も囲んで暖める。
  10. ^ 鍋と鍋囲いの間の空隙の面積も原則7に従うと効率が良い。逆に、効率を最大限引き出そうとすると鍋のサイズの自由度が下がる。


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