Anne Doatとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Anne Doatの意味・解説 

アンヌ・ドア

(Anne Doat から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 14:34 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
Anne Doat
アンヌ・ドア
生年月日 (1936-09-16) 1936年9月16日(85歳)
出生地 フランス セーヌ県ヌイイ=シュル=セーヌ
(現在のオー=ド=セーヌ県ヌイイ=シュル=セーヌ)
国籍 フランス
職業 女優、元子役
ジャンル 映画テレビ映画演劇
活動期間 1940年 - 1981年
活動内容 1940年 子役として映画デビュー
1955年 本格的に映画デビュー
1958年 テレビ映画に進出
配偶者 ジャン・エルマン
主な作品
王手飛車取り
 
受賞
1957年 シュザンヌ・ビアンケッティ賞
テンプレートを表示

アンヌ・ドアAnne Doat1936年9月16日 - )は、フランス女優、元子役である。

人物・来歴

1936年(昭和11年)9月16日、フランス・セーヌ県(現在のオー=ド=セーヌ県ヌイイ=シュル=セーヌに生まれる。

4歳の誕生日の後、1940年(昭和15年)12月13日にパリで公開されたアベル・ガンス監督の『失楽園』に、名はクレジットされなかったが、ジャニーヌという幼児の役で映画に出演している。本格的な出演は、第二次世界大戦後の1955年(昭和30年)、19歳で出演したジャン・ドラノワ監督の『首輪のない犬』で、同作に出た直後に、ヌーヴェルヴァーグの記念碑的初期作品として知られるジャック・リヴェット監督の『王手飛車取り』(1956年)に主役クラスで出演した。同1956年(昭和31年)、ドラノワ監督の『マリー・アントワネット』にも出演し、翌1957年(昭和32年)、今後の活躍が期待される才能に授与されるシュザンヌ・ビアンケッティ賞を受章した。

ガンス、ドラノワといったフランス映画の古典的巨匠の作品、ジョルジュ・ロートネルのようなヌーヴェルヴァーグと同世代の映画作家の作品に多く出演したが、「ヌーヴェルヴァーグの映画作家」の作品には、ジャック・バラティエ監督の『胡椒入りのボンボン』(1963年)以外は、顔を出してはいない。

1958年(昭和33年)、クロード・ルールセー監督のテレビ映画シリーズ『最後の五分間』に出演して早くもテレビ映画に進出、以降、テレビ映画がおもな活動のフィールドとなった。1981年(昭和56年)以降の活動の記録はみられない。

夫は、映画監督のジャン・エルマンこと小説家のジャン・ヴォートランである。

フィルモグラフィ

  • 『失楽園』 Paradis perdu : 監督アベル・ガンス、1940年 - 幼児ジャニーヌ
  • 『首輪のない犬』 Chiens perdus sans collier : 監督ジャン・ドラノワ、1955年 - シルヴェット・ヴィヤン
  • 王手飛車取りLe coup du berger : 監督ジャック・リヴェット、1956年 - クレールの妹ソランジュ
  • 『マリー・アントワネット』 Marie-Antoinette reine de France : 監督ジャン・ドラノワ、1956年 - ロザリー
  • 『失われたいっぱいの愛』 Tant d'amour perdu : 監督レオ・ジョアノン、1958年 - クリスティーヌ
  • 『わが友ジタン』 Mon pote le gitan : 監督フランソワ・ジール、1959年 - ジゼル・ヴェドリーヌ
  • 『太鼓を止めよ』 Arrêtez les tambours : 監督ジョルジュ・ロートネル、1960年 - ダニー
  • 『蟹の籠』 Le panier à crabes : 監督ジョゼフ・リスボナ、1960年 - シャンタル
  • カルメル会修道女の対話Le dialogue des Carmélites : 監督フィリップ・アゴスティーニ / レーモン・レオポルド・ブリュックベルジェ、1960年 - 修道女コスタンス・ド・サン=ドニ
  • 『最後の五分間』 Les cinq dernières minutes : テレビ映画シリーズ
    • 『衣は僧を作らず』 L'habit fait le moine : 監督クロード・ルールセー、テレビ映画、1958年 - 俳優の娘クレール・トゥーロン
    • 『犯罪劇場』 Le théâtre du crime : 監督クロード・ルールセー、テレビ映画、1958年 - クロード
    • 『競技場』 Sur la piste : 監督クロード・ルールセー、テレビ映画、1961年 - カトリーヌ
  • ラファイエット侯爵La Fayette : 監督ジャン・ドレヴィル、1961年
  • Les deux orphelines : 監督不詳、テレビ映画、1961年 - ルイーズ
  • フィガロの結婚Le mariage de Figaro : 監督マルセル・ブリューヴァル、テレビ映画、1961年 - シュザンヌ
  • 『7人目の陪審員』 Le septième juré : 監督ジョルジュ・ロートネル、1962年 - アリス・モロー
  • 『若さの劇場』 Le théâtre de la jeunesse : テレビ映画シリーズ
    • オリバー・ツイストOliver Twist : 監督ジャン=ポール・カレール、テレビ映画、1962年 - ナンシー
  • 『キャンディード』 Candide : 監督ピエール・カルディナル、テレビ映画、1962年 - キュネゴンド
  • 『赤い館の騎士』 Le chevalier de Maison Rouge : 監督クロード・バルマ、テレビ映画ミニシリーズ - ジュヌヴィエーヴ・ディクスメール
  • 『連鎖反応』 Carambolages : 監督マルセル・ブリューヴァル、1963年
  • 『警部ルクレールは捜査する』 L'inspecteur Leclerc enquête : テレビ映画シリーズ - リュシー
    • 『土塀色の男』 L'homme couleur de muraille : 監督マルセル・ブリューヴァル、テレビ映画、1962年
    • 『沈黙の価値』 Le prix du silence : 監督マルセル・ブリューヴァル、テレビ映画、1962年
    • 『超コンフィデンシャル』 Ultra-confidentiel : 監督マルセル・ブリューヴァル、テレビ映画、1963年
    • 『警視よこんにちは』 Bonjour commissaire : 監督クロード・バルマ、テレビ映画、1963年
  • 『胡椒入りのボンボン』 Dragées au poivre : 監督ジャック・バラティエ、1963年 - ジャーナリスト
  • 『銀行を焦げつかせろ』 Faites sauter la banque! : 監督ジャン・ジロー、1964年 - イ)ザベル・ガルニエ
  • 『人生の日曜日』 Le dimanche de la vie : 監督ジャン・エルマン、1967年 - ディディーヌ
  • 『恋人たち』 Les amoureux : 監督ジャン=ポール・ルー、テレビ映画、1967年 - ユージェニー
  • 『奇蹟の旅のジャン』 Jean de la Tour Miracle : 監督ジャン=ポール・カレール、テレビ映画シリーズ、1967年 - コリザンド
  • 『枕の下の悪魔』 Un diablo bajo la almohada : 監督ホセ・マリア・フォルケ、1968年 - ラウラ
  • 『テレサ』 Teresa : 監督ジェラール・ヴェルジェ、1970年 - エレーナ
  • Le service des affaires classées : テレビ映画シリーズ
    • 『箱』 Coffre : 監督ヤニック・アンドレ、テレビ映画、1970年代 - マルグリット
  • 『狂気の処女』 La vierge folle : 監督ジャン・ケルシュブロン、テレビ映画、1978年 - ファニー・アルモリ
  • 『とある共和制の時代』 Le temps d'une République : テレビ映画シリーズ
    • 『ミュンヘンの犬』 Le chien de Munich : 監督ミシェル・ミトラニ、テレビ映画、1978年 - オディル
  • Le vérificateur : テレビ映画シリーズ
    • La plume facile : 監督不詳、テレビ映画、1979年 - マイテ・ヴァルペラン
  • 『夜明けの歌』 Les chants de l'aube : 監督ナット・リリエンシュタイン、テレビ映画、1981年 - ユジニー・シューマン

テアトログラフィ

  • 試練L'Épreuve : 作ピエール・カルレ・ド・シャンブラン・ド・マリヴォー、1964年

外部リンク


「Anne Doat」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Anne Doat」の関連用語

Anne Doatのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Anne Doatのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアンヌ・ドア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS