Aspell関数(古い拡張モジュール)
導入
aspell() 関数により単語のスペルチェックおよび 修正案の提供が可能となります。注意: このエクステンションは、PHP 4.3.0以降、PHPから削除されています。 PHPでスペルチェックの機能を使 用したい場合は、代わりにpspellを 使用してください。このモジュールは、pspellライブラリを使用し、より新しい バージョンのaspellと組み合わせても動作します。
要件
aspellが動作するのは、非常に古い(.27.*まで)バージョンのaspellライ ブラリのみです。このモジュールも、これらのバージョンのaspellライブ ラリも将来的にもサポートされません。 » http://aspell.sourceforge.net/から取得可能なaspell ライブラリが必要です。インストール手順
PHP 4では、これらの関数は、PHPが --with-aspell=[DIR]を指定されて いる場合のみ利用可能です。参考
pspellも参照してください。目次
- aspell_check_raw — 大文字小文字の変更や削除を行うことなく、単語のチェックを行う [非推奨]
- aspell_check — 単語をチェックする [非推奨]
- aspell_new — 新しい辞書を読み込む [非推奨]
- aspell_suggest — 単語スペルの修正案を示す [非推奨]
GNU Aspell
開発元 | GNU Aspell の開発者 |
---|---|
最新版 |
0.60.8.1[1]
/ 2023年12月19日 |
リポジトリ | |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
種別 | スペルチェッカ |
ライセンス | LGPL |
公式サイト | aspell.net |
GNU Aspell は、Ispell の後継として開発された自由ソフトウェアのスペルチェッカ。GNUプロジェクトによる標準スペルチェッカである。他のUNIX系オペレーティングシステムや Microsoft Windows にも移植されている。プログラム本体は GNU Lesser General Public License (GNU LGPL) でライセンスされており、関連文書は GNU Free Documentation License (GNU FDL) でライセンスされている。約70の言語の辞書が用意されている。主メンテナーは Kevin Atkinson。
GNU Aspell登場後にHunspellが登場し、新規のオープンソース・ソフトウェア開発においてはHunspellを組み込む事が主流になったため、GNU Aspellの存在感は薄くなって来ている。
Ispell との比較
Ispell と比較すると、Aspell では UTF-8 で書かれた文書のチェックにも特別な辞書が不要である。また、Aspell はその時のロケールに最適な設定で動作する。他にも、同時に複数の辞書を利用可能で、複数の Aspell プロセスが同時に個人辞書を利用できるようになっている。しかし、Ispell がUNIXの一般的なファイルを扱うコマンドのように動作する(すなわち、ispell スペル誤りのあるテキストファイル名)のに対して、Aspell では別のコマンド行オプションを必要とし、'--help' オプションの内容が高度すぎて一般利用者には理解が困難である。Aspell には、例として次のような使い方がある。
- 対話的にテキストファイルのスペルをチェックする:
aspell check ファイル名
- 単語(と 改行 または Control-D)を書くと、同音の単語を表示する:
aspell soundslike
他のアプリケーションとの連携
Opera[2]、Pidgin、AbiWord、TEA text editor、LyX、gedit などで Aspell をスペルチェッカとして利用している。 また、C言語で記述したアプリケーションからは呼び出すことが出来る。それ以外の対応言語としては、Perl, Ruby, PHPに対応している。Perlの場合、Text::Aspellを用い、Rubyの場合、Raspellを用い、PHPの場合Pspellインターフェースを用いる。
関連項目
脚注
- ^ “GNU Aspell 0.60.8.1: ChangeLog”. 2025年3月18日閲覧。
- ^ “Spell-checking With Opera”. 2006年2月6日閲覧。
外部リンク
- A Spellのページへのリンク