280号線_(チェコ)とは? わかりやすく解説

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フラニツェ・ナ・モラヴェ - プーホフ線

(280号線_(チェコ) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/17 02:33 UTC 版)

チェコ国鉄
路線番号 280
路線総延長 90 km
軌間 1435 mm
電圧 3 kV(直流
最大勾配 18 パーミル
最高速度 90 km/h

フラニツェ・ナ・モラヴェ - プーホフ線(チェコ語: Železniční trať Hranice na Moravě – Púchov)は、チェコ国鉄スロバキア国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は、チェコ国内では280、スロバキア国内では125。なお本頁では、280号線の支線として扱われているホルニー・リデチ - ビルニツェ線、および同じく280号線の一部として取り扱われているプルジェロフ - フラニツェ間についても取り扱う。

最初に開業したのはプルジェロフ - フラニツェ間で、皇帝フェルディナント北部鉄道により1842年から1847年にかけて開通した。次の開業したのはフラニツェ - フセチーン間で、1884年から1885年にかけてオーストリア地方鉄道によって開業した。その後1928年に、ビルニツェ - ホルニー・リデチ - フセチーン間が開業し、1937年に残りのフセチーン - プーホフ間が開業した。プラハとスロバキア北部を結ぶ国際路線である。

路線番号の変遷

  • 2019年度以前:
    270 トルジェボヴァー - プルジェロフ - フラニツェ - ボフミーン
    280 フラニツェ - ストルジェルナー
    283 ビルニツェ - ホルニー・リデチ
  • 2020年度 - 2024年度:
    271 トルジェボヴァー - プルジェロフ - フラニツェ - ボフミーン
    280 フラニツェ - ストルジェルナー、ビルニツェ - ホルニー・リデチ
  • 2025年度以降:
    280 プルジェロフ - フラニツェ - ストルジェルナー
    283 ビルニツェ - ホルニー・リデチ

運行形態

超特急「スーパーシティ(SC)」

  • ペンドリーノ号: プラハ - オロモウツ - オストラヴァ - ボフミーン
  • オパヴァン号: プラハ - スヴィノフ - オパヴァ 【週5日運行】
    一日4-5往復の運行。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に、フラニツェ以東は271号線直通する。
    過去の運行形態
    2022年以前は、2時間に1本運行していた。
    2023年度以降、一日3-4往復に減便され、減便された分はインターシティ(IC)が代替する形となった。
    2024年度より、一日4-5往復に増発された。

寝台超特急「ユーロナイト(EN)」

下記2系統が運行されている。

  • スロヴァキア号: プラハ - オロモウツ - ボフミーン - ワルシャワ/フメンネー
    一日1往復が運行されている。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に、フラニツェ以東は271号線に直通する。
    2017年以前は、上下ともプルジェロフに停車していた。
  • ショパン号: ミュンヘン/ブダペスト - ブルジェツラフ - オストラヴァ - ワルシャワ
    一日1往復の運行。ブルジェツラフ~オストラヴァ間ノンストップで、プルジェロフを通過する。プルジェロフ以南は330号線に直通する。フラニツェ以東は271号線直通する。
    過去の運行状況
    2015年以前は寝台急行(R)として運行されていた。プルジェロフにも停車していた(2017年まで)。
    2015年末に、種別がユーロナイト(EN)に変更となった。
    2018年末に、種別がナイトジェット(NJ)に変更となり、愛称名もナイトジェットに変更した。
    2024年度より、種別がユーロナイト(EN)に変更され、愛称名も再びショパン号となった。

  • 過去の運行種別
    ヴルタヴァ号: ヘブ/プラハ - オロモウツ - オストラヴァ - モスクワ/サンクトペテルブルク
    週3往復(夏季は週2往復)運行していた。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に、フラニツェ以東は271号線に直通していたが、2016年末の改正で週1往復に減便された他、チェコ国内はエクスプレス(Ex)に併結される様になった。
    2018年末に新種別「ナイトジェット」に種別変更となった。
    ボヘミア号: プラハ - ボフミーン - コシツェ
    2015年以前は寝台急行(R)として運行されていた。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に、フラニツェ以東は271号線に直通していた。通年一日1往復の運行であった。プラハ方面行のみ停車駅が多く、フラニツェにも停車していた。
    2016年度以降、ユーロナイト(EN)に格上げされた。
    2017年度に限り、上下ともオロモウツ - スヴィノフ間ノンストップであった。
    2017年末より、多客期限定の季節運行となった。
    2019年末に休止。

超特急「レギオジェット(RJ)」

  • プラハ - オロモウツ - フラニツェ - ハヴィールジョフ/ナーフシー/ズヴォレン/コシツェ
    2時間に1本運行されている。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に、フラニツェ以東は271号線に直通する。2015年以前は、大部分がインターシティ(IC)、一部の国際路線がユーロシティ(EC)として運行されていた。

特急「ユーロシティ(EC)」

  • コシチャン号: プラハ - オロモウツ - フラニツェ - コシツェ
    一日1往復の運行。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に、フラニツェ以東は271号線と直通し、フラニツェを通過する。
    過去の運行形態
    2024年度以前はスーパーシティの種別で、「ペンドリーノコシチャン」号として運行していた。

  • モラヴィア号: ウィーン~プルジェロフ~フラニツェ~カトヴィツェ
  • バートホリ号: ブダペスト~プルジェロフ~フラニツェ~ワルシャワ/クラクフ  ※ボフミーンで分割。クラクフ方面の車両はクラコヴィア号に連結される
  • ソビェスキ号: ウィーン~プルジェロフ~フラニツェ~グディニャ
  • ポロニア号: ウィーン~プルジェロフ~フラニツェ~ワルシャワ
  • ポルタ・モラヴィツァ号: グラーツ - プルジェロフ - フラニツェ - プシェミシル
  • ダヌビウス号: ウィーン - プルジェロフ - フラニツェ - ヴロツワフ/クラクフ
    一日6往復、2-3時間間隔の運行。プルジェロフに停車し、プルジェロフ以西は330号線に、フラニツェ以東は271号線に直通する。
    過去の運行状況
    2015年以前は、一日2往復(ソビェスキ号とポロニア号)、6時間間隔での運行であり、ブダペストには直通していなかった。一方で、ブルジェツラフ - ボフミーン間にエクスプレス(Ex)が一日3往復運行していた。
    2015年末に、ブダペスト発着列車が設定され、一日あたりユーロシティ(EC)3往復、エクスプレス(Ex)2往復の運行となった。また、ブダペスト発着列車は、セルビア・ブルガリア・ベラルーシ・ロシアへ直通する車両を連結していた。エクスプレスは、ブルジェツラフ発着便が「スレザン」号を名乗っていた他、ウィーン - ボフミーン(週1日のみモスクワ/サンクトペテルブルク、ボフミーン以東はヴルタヴァ号に連結)の「モラヴィア」号が一日1往復あり、計2往復となっていた。
    2016年末に、セルビア・ブルガリア・ベラルーシ・ロシアへの直通車両を連結しなくなった。
    2017年末に、モラヴィア号をカトヴィツェ延伸の上をExからECに格上げし、ユーロシティ(EC)4往復、エクスプレス(Ex)1往復となった。
    2018年末に、スレザン号は「ヘルフシティーン」号に改称された[1]
    2019年末に、ヘルフシティーン号をExからEC「ポルタ・モラヴィツァ」号に格上げの上、ユーロシティ(EC)のみ一日5往復の運行となった。
    2024年度より、ダヌビウス号が新設され、一日6往復となった。

  • シレジア号: プラハ - オロモウツ - フラニツェ - ワルシャワ
  • クラコヴィア号: プラハ - オロモウツ - フラニツェ - モスクワ/クラクフ
  • オストラヴァン号: プラハ - オロモウツ - ボフミーン - ジリナ
    合わせて、2時間毎のパターンダイヤが組まれている。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に直通する。フラニツェ以東は271号線に直通する。
    過去の運行状況
    2016年以前は、現在とほぼ同様に2時間に1本運行していた。
    2016年末に、一日4往復を除き、エクスプレス(Ex)に格下げされた。
    2017年末に、一日あたりユーロシティ(EC)3往復、エクスプレス(Ex)4往復の運行となった。
    2018年末に、エクスプレス(Ex)のうち1往復をユーロシティ(EC)に格上げした他、インターシティ(IC)のボフミーン行深夜便片道1本をエクスプレス(Ex)格下げし、エクスプレス(Ex)が一日3.5往復、ユーロシティ(EC)が一日3往復の運行となった。また、ワルシャワ発着列車の愛称名が「ヴァルソヴィア」に統一された。
    2019年末に、ユーロシティ(EC)1往復がExに格下げされ、ボフミーン行深夜便がインターシティ(IC)に再び格上げとなり、エクスプレス(Ex)が一日4往復、ユーロシティ(EC)が一日3往復の運行に戻った。ヴァルソヴィア号はシレジア号に改称となった。
    2021年末に、エクスプレス(Ex)のうち3往復がユーロシティ(EC)に、1往復がインターシティ(IC)に格上げされ、現在の運行体系となった。

  • ヴァラシスキー・エクスプレス号: プラハ - オロモウツ - プーホウ
    2時間に1本運行されている。プルジェロフ以北は短絡線経由で270号線に直通する。うち1.5往復に限り、プーホウ以東スロバキア国鉄120号線に直通する。リプニークにも停車する。
    過去の運行形態
    2016年以前は、チェコ国内でユーロシティ(EC)、スロバキア国内でエクスプレス(Ex)として運行していた。また、全列車がスロバキア国鉄120号線に直通していた。
    2016年末に、チェコ国内でも列車種別がエクスプレス(Ex)となった。
    2019年末に、大部分がプーホウまで短縮され、ジリナ直通は一日1往復のみとなった。
    2021年末に、チェコ国内に限り列車種別がユーロシティ(EC)に格上げされた。
    2023年度に、スロバキア国内でも列車種別がユーロシティ(EC)に格上げされた。ジリナへの直通が一日2往復に増発された。
    2025年度より、ジリナ直通は一日1.5往復に減便となった。

特急「インターシティ(IC)」

  • オストラヴァン号: プラハ - スヴィノフ - ボフミーン
    一日3往復(土曜・休日2.5往復)運行されている。スーパーシティ(SC)と合わせて、2時間に1本の運行となっている。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に、フラニツェ以東は271号線に直通する。平日は一日1往復、土曜は西行1本、日曜は東行1本に限り、フラニツェに停車する。
    過去の運行状況
    2017年末に、寝台特急ボヘミア号運行日を除き、プラハ - オストラヴァ間に一日1往復の運行を開始した。プラハ方面に限り、フラニツェにも停車していた。寝台特急ボヘミア号の季節運行化に伴い、以前のエクスプレス(Ex)一往復を格上げし、運休日を補完するダイヤで、運行を開始したものである。
    2018年末に、ボフミーン行はエクスプレス(Ex)の種別に変更となり、プラハ行はレギオジェット(RJ)に代替され、季節運行の1往復のみの運行となった。
    2019年末に、エクスプレス(Ex)からの移管で、定期列車が一日1往復(休日は東行片道1本)増発された。なお、この列車のボフミーン行は、2018年末にICからExに格下げされた列車が、ICに復帰したものである。西行は、フラニツェ停車であった。
    2020年末に、毎日一日1往復の運行となり、季節運行の1往復が休止となった。
    2023年度に、スーパーシティ(SC)の一部を代替する形で、オストラヴァ発着便とボフミーン発着便が一日1往復ずつ増発され、一日3往復となった。
    2024年度より、ボフミーン以西で一日2.5往復(土曜2往復、休日1-3往復)に減便となった。フラニツェ停車は、一日1往復(ただし土曜は西行、日曜は東行のみ)に拡大した。5月22日より、一日1往復が増発された。
    2025年度より、一日3往復(土曜・休日2.5往復)に変更となった。

  • オストラヴァン号: プラハ~オロモウツ~ボフミーン~ナーヴシー
    一日1往復運行されている。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に、フラニツェ以東は271号線に直通する。フラニツェにも停車する。
    過去の運行状況
    2021年以前は、エクスプレス(Ex)として運行していた。

  • ヴァラシスキー・エクスプレス号: プラハ~オロモウツ~フラニツェ~フセチーン
    一日1往復運行されている。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に直通する。リプニークとフラニツェにも停車する。
    過去の運行形態
    2016年以前は、リフリーク(R)として一日2往復運行していた。
    2016年末に、列車種別がエクスプレス(Ex)に格上げされた。
    2021年末に、列車種別がユーロシティ(EC)に格上げされた。
    2023年度に、一日1往復に減便となった。

  • 過去の運転系統
    ヴラヂスラフ・ヴァンチュラ号: プラハ - スヴィノフ - オパヴァ/コシツェ
    2016年度に運行していた。現在のユーロシティ「ロハーチェ」号の前身。
    シレジア号: スヴィノフ - オストラヴァ - ワルシャワ
    2018年以前は、ユーロシティ(EC)の種別で一日1往復運行していた。土曜または日曜に週1日運休していた。オストラヴァ以北は、ボフミーンを経由せずにポーランド国鉄151号線と直通していた。愛称名は「コメニウス」であった。
    2019年度より、「ヴァルソヴィア」に愛称名が変更された。
    2020年度よりインターシティ(IC)に種別変更され、毎日運行となった。愛称名は「シロンスク」に変更された。
    2025年度より、運行区間がボフミーン以北に短縮され、271号線を経由しなくなった。ただし北行に限り、特急(R)キスチャン号に併結される形で、スヴィノフ始発となっている。

超特急「LEOエクスプレス(LE)」

リフリーク(R)並の停車駅で運行される。

  • プラハ - プルジェロフ - フラニツェ - ボフミーン
    一日8往復の運行。平均2時間間隔で運行する。プルジェロフ以西は270号線に、フラニツェ以東は271号線に直通する。
    2018年度に限り、一日5往復、平均3時間間隔での運行であった。2019年度は一日7往復、2020年度以降一日6往復運行だが、2021年度に限り1往復がスヴィノフ止まりであった。2024年度より一日8往復となった。

特急「リフリーク(R)」

下記2系統が運行されている。

  • レギオジェット号: ブルノ - プルジェロフ - フラニツェ - ボフミーン  ※レギオジェット社による運行
    1時間に1本の運行。プルジェロフ以西は270号線に、フラニツェ以東は271号線に直通する。
    2019年以前はチェコ鉄道による運行で、「スレザン」号を名乗ってた。また、1-2時間に1本の運行であった。
  • 休止中の運行系統
    • ニース - ブルジェツラフ - ボフミーン - モスクワ
      夜行列車で、週1往復の運行。280号線内は全ての駅を通過していた。プルジェロフ以西は330号線に、フラニツェ以東は271号線に直通していた。
      2020年3月以降休止されている。[2]

快速「スピェシニー(Sp)」

  • オロモウツ - フラニツェ - フセチーン 【平日運行】
    一日1往復の運行。夏季はフラニツェ→フセチーンの片道1本のみの運行となる。プルジェロフ以西は短絡線経由で270号線に乗り入れる。
    2019年以前は一日2.5往復の運行で、うち2往復がストルジェルナーまで乗り入れていた(フセチーン以東は各駅停車。片道1本のみ、オロモウツ→ホルニー・リデチ止まり)。2020-22年度はオロモウツ - フセチーンに運行区間が統合された。2023年度より、一日1往復に減便。
  • プルジェロフ → フラニツェ → フセチーン 【土曜運行】
    土曜日は朝に南行片道1本のみ運行する。
    過去の運行形態
    2018年以前は一日1.5往復運行していた。フラニツェ以北は普通列車としての運行で、各駅に停車していた。
    2018年末に南行片道2本のみの運行となった。
    2019年末に北行片道1本のみの運行となった。
    2020年末より、一日1往復の運行で、南行は全区間快速としての運行となった。
    2023年度に、休日の南行の運行が取りやめられた。
    2025年度より、北行の列車が普通列車に格下げとなり、土曜日の南行のみの運行となった。

普通

区間毎に系統が分かれる。

  • プルジェロフ - フラニツェ - フセチーン ※チェコ鉄道による運行
    2時間に1本の運行。朝の東行片道1本のみ、メジルジーチー - フセチーン間ノンストップとなる。
    2019年以前は、平日は1時間に1本、休日は2時間に1本程度運行であった(ただし午前中は間引きあり)。また、全列車が各駅に停車していた。
  • ( ロジノフ・ポド・ラドホシチェム - ) メジルジーチー - フセチーン  ※アリヴァ列車による運行
    一日あたり、平日4.5往復、休日1.5往復の運行。うち、平日の南行2本、北行1本はノンストップ。平日2往復と休日1往復が、メジルジーチー以北281号線に直通する。
    過去の運行形態
    2020年度に、フセチーン → メジルジーチー間の片道1本が運行を開始した。
    2021年末に、平日のみ一日1往復、ロジノフ - フセチーン間の運行を開始した。南行はメジルジーチー以南ノンストップであった。
    2023年度に、ロジノフ発着便が平日のみ一日2往復に増加した。
    2024年度に、休日にも一日1往復ロジノフ発着便が運行を開始した他、メジルジーチー以南は一日あたり平日3往復、休日1往復の運行となった。ロジノフ発の列車は全て各駅停車となったが、メジルジーチー始発の1本が途中ノンストップとなった。6月より、メジルジーチー - フセチーン間にノンストップの列車が平日のみ一日1往復が増発された。
    2025年度より、メジルジーチー行が一日1本増発となった。一方、平日のロジノフ発着便は一日2往復に減便となった。

  • フセチーン - ストルジェルナー  ※アリヴァ列車による運行
    3時間に1本程度の運行。一部はリデチコを通過する。
    過去の運行形態
    2019年以前はチェコ鉄道による運行であった。また全列車がリデチコに停車していた。メジルジーチー始発の列車が一日2本運行していた。
    2020年度より、アリヴァ列車に移管された。
    2022年度より、メジルジーチー始発の列車のうち1本がロジノフ始発に延長された。
    2023年度より、ロジノフ始発の列車がフセチーン以北に短縮された。
    2025年度より、メジルジーチー始発の列車がビルニツェ行となり、ストルジェルナーには乗り入れなくなった。

  • ( ヴァラシスケー・メジルジーチー - ) フセチーン - ヴァラシスケー・クロボウキ - ビルニツェ  ※アリヴァ列車による運行
    3時間に1本程度の運行。午前中は原則ヴァラシスケー・クロボウキ以東のみの運行。午後は本数が増える。一部はリデチコを通過する。また、一日1往復がメジルジーチー発着となり、北行はフセチーン - メジルジーチー間ノンストップである。
    2019年以前はチェコ鉄道による運行で、一日4往復を除き、ホルニー・リデチで系統が分断されていた。また全列車がリデチコに停車していた。2019年末に一日5往復に増発され、2020年末に現在の本数となった。メジルジーチー発着のうち、南行の列車は2025年度より運行を開始した。
  • ビルニツェ - ホルニー・リデチ ( - ストルジェルナー)  ※アリヴァ列車による運行
    全て各駅停車で、上記フセチーン発着列車と合わせて2時間に1本程度の運行。一日2-7往復がストルジェルナーに乗り入れる。
    過去の運行形態
    2017年以前は、一日4.5往復が、341号線のヴラールスキー・プルースミクまで直通していた他、ストルジェルナーには乗り入れていなかった。
    2017年末に341号線との直通がなくなった。
    2020年末に、多数の列車がフセチーン発着となった他、ストルジェルナーへの直通を開始し、ホルニー・リデチ止まりの列車が大幅に減った。

  • ストレレンカ - プーホウ  ※スロバキア国鉄による運行
    一日あたり、平日7往復、土曜日6往復、休日6往復の運行。
    2019年以前は、一日あたり平日5往復、土曜日3往復、休日4往復が国境を越えてホルニー・リデチまで乗り入れていた。2022年以前は、プーホウ - プーホウ工場駅間に、平日のみスロバキア国鉄120号線からの直通列車が一日1往復運行していた。

臨時列車

  • ロジノフの蒸気機関車(普通)
    蒸気機関車。年1日、ロジノフ - ヴァラシスケー・メジルジーチー - フラニツェ - オロモウツ間に、一日1往復の運行。メジルジーチー以東は281号線に、フラニツェ以西は270号線に直通する。メジルジーチー - フラニツェ間はノンストップ。2017年運行。
  • 聖ホスティーン巡礼列車  ※アリヴァ列車による運行
    大晦日の夜、ビルニツェ - ホルニー・リデチ - ヴァラシスケー・メジルジーチー - ビストルジツェ間に、年1往復の運行。メジルジーチー以北は303号線に直通する。途中、リデチコを通過する。
    2019年以前はチェコ鉄道による運行で、リデチコにも停車していた。

過去の運行種別

  • 超特急「ユーロシティ(EC)」
    2016年以前、プラハ - フラニツェ - プーホフ - ジリナ(一日2往復のみズヴォレン)間に、2時間に1本運行していた。ユーロシティ(EC)を称していたのはチェコ国内のみで、スロヴァキア国内ではエクスプレス(Ex)として運行していた。2016年末に、エクスプレス(Ex)に格下げとなった。
  • 超特急「エクスプレス(Ex)」
    • ヘルフシティーン号: ブルジェツラフ~プルジェロフ~ボフミーン
      2015年以前は一日3往復運行していた。ウィーン~ワルシャワのユーロシティ(EC)と合わせて平均3時間に1本の運行となっていた。ユーロシティ(EC)相当の停車駅であった。
      2016,17年度は一日2往復の運行となった。ブルジェツラフ発着便が「スレザン」号を名乗っていた他、ウィーン - ボフミーンの「モラヴィア」号が一日1往復あり、計2往復となっていた。
      2017年末に、モラヴィア号がユーロシティ(EC)に格上げされ、一日1往復となった。
      2018年末に、愛称名が「ヘルフシティーン」となった。スレザンはブルノ発着のリフリーク(R)の愛称となった。
      2019年末に、残った1往復もユーロシティ(EC)に格上げされ、休止。

  • 特急「リフリーク(R)」
    2016年以前、プラハ - フラニツェ - フセチーン間に、一日2往復運行していた。朝はプラハ行、夜はフセチーン行が運行していた他、土曜日の朝にプラハ発フセチーン行が、休日の夜にフセチーン発プラハ行が、それぞれ1本ずつ運行していた。2016年末に、エクスプレス(Ex)に格上げとなった。

駅一覧

以下では、チェコ国鉄280号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

本線:プーホウ - フラニツェ間

  • 種別
    • EC:超特急「ユーロシティ」
    • IC:超特急「インターシティ」
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ SC EN RJ EC IC LE R Sp Os 接続路線 所在地
125 プーホウ駅 - プーホウから
0.0
                 

スロバキア国鉄
 120号線
(コシツェ方面、ブラチスラヴァ方面)

トレンチーン県 プーホウ郡
プーホウ工場駅 1.5 1.5                    
プーホウ停留所 1.3 2.8                    
ドホニャニ駅 3.7 6.5                    
ザリェチェ駅 4.3 10.8                    
ルーキ・ポド・マキトウ駅 2.5 13.3                    
リサー・ポド・マキトウ駅 2.5 15.8                    
ストレレンカ駅 4.2 20.0                    
280 ストルジェルナー駅 3.7 23.7                     ズリーン県 フセチーン郡
ホルニー・リデチ駅 3.9 27.6 ビルニツェから
19.1
                ビルニツェ方面
リデチコ・ヴェス駅 2.4 30.0 21.5                  
リデチコ駅 2.4 32.4 23.9                  
ルジナー・ウ・フセチーナ駅 2.5 34.9 26.4                  
ヴァラシスカー・ポランカ駅 2.4 37.3 28.8                  
レスコヴェツ駅 3.2 40.5 32.0                  
ウースチー・ウ・フセチーナ駅(休止中)   (42.2) (33.7)                  
フセチーン駅 6.0 46.5 38.0 フラニツェから
旧線経由
43.9
          282号線(カルロヴィツェ方面)
ヤブルーンカ駅 6.3 52.8 44.3 37.6            
ビストルジチカ駅 5.0 57.8 49.3 32.6            
ブルニョフ駅 3.0 60.8 52.3 29.6            
ヴァラシスケー・メジルジーチー駅 4.5 65.3 56.8 25.1          

281号線(ロジノフ方面)、303号線(コイェチーン方面)
323号線(フレンシタート方面)

ルホトカ・ナド・ベチヴォウ駅 4.3 69.6 61.1 20.8            
フストペチェ・ナド・ベチヴォウ駅 5.4 75.0 66.5 15.4             オロモウツ県 プルジェロフ郡
ミロチツェ・ナド・ベチヴォウ駅 2.4 77.4 68.9 13.0            
シピチキ駅 1.7 79.1 70.6 11.3            
チェルノチーン駅 3.4 82.5 74.0 7.9            
テプリツェ・ナド・ベチヴォウ駅 1.4 83.9 75.4 6.2            
フラニツェ・ナ・モラヴェ町駅 1.9 85.8 77.3 4.3            
フラニツェ・ナ・モラヴェ駅 4.3 90.1 ウィーンから
211.8
0.0 271号線(オストラヴァ方面)
ドラホトゥシェ駅 4.7 94.8 207.1    
リプニーク・ナド・ベチヴォウ駅 8.5 103.3 198.6    
オセク・ナド・ベチヴォウ駅 3.9 107.2 194.7    
プロセニツェ駅 3.3 110.5 191.4    
プルジェロフ駅 7.9 118.4 183.5  

270号線(プラハ方面)
300号線(ヴィシコフ方面)、330号線(ブルジェツラフ方面)

支線:ビルニツェ - ホルニー・リデチ間

路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 所在地
280 ビルニツェ駅 - 0.0 341号線 ズリーン州 ズリーン郡
ブルモフ中央駅 3.8 3.8  
ブルモフ駅 1.4 5.2  
ナーヴォイナー駅 1.0 6.2  
ヴァラシスケー・クロボウキ駅 5.9 12.1  
ポテチ駅 2.0 14.1  
ヴァラシスケー・プルジーカズィ駅 2.1 16.2   フセチーン郡
ホルニー・リデチ駅 2.9 19.1 プラハ方面、プーホウ方面
  1. ^ この時、スレザンはブルノ発着のリフリーク(R)の愛称となった。
  2. ^ Les trains France - Russie



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