文林郎とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 歴史民俗用語 > 文林郎の意味・解説 

文林郎

読み方:ブンリンロウ(bunrinrou)

古代官職少初位上別称


文林郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/14 15:44 UTC 版)


文林郎(ぶんりんろう)は、唐朝の官職の一つ。文史を撰録する官僚のこと。

解説

唐の時代の官職の一つで、主に文書や記録の管理を担当。具体的には、秘書省に属し、文書の作成や保管、整理などを行う役割を担った。この職位は、開皇6年(586年)に従九位という比較的低い位階に位置し設置されたが、楊帝の三年に廃止された。

唐の武徳七年(624年)に復活し、九位から二十八位までとなった[1]

宋代には九位から後に三十三位までとなったが、明朝、清朝でもその地位は続いた。明の時代には七位は当初内務大臣に与えられ、その後民政大臣に与えられた。清朝では、七位は文臨琅(ぶんりんろう)に与えられ、宦官として生まれた者には宣宜琅(せんぎろう)が与えられたが、清朝末期に廃止された。

脚注

  1. ^ 《资治通鉴》卷一百九十唐高祖武德七年条云:“三月,初定令,以太尉、司徒、司空为三公,次尚书、门下、中书、秘书、殿中、内侍为六省,次御史台,次太常至太府为九寺,……王、公置府佐、国官,公主置邑司,并为京职事官。州、县、镇、戍为外职事官。自开府仪同三司至将仕郎,二十八阶,为文散官。”胡三省注:“……朝议郎,正六品上;承议郎,正六品下;奉议郎,从六品上;通直郎,从六品下;朝请郎,正七品上;宣德郎,正七品下;朝散郎,从七品上;宣义郎,从七品下;给事郎,正八品上;征事郎,正八品下;承奉郎,从八品上;承务郎,从八品下;儒林郎,正九品上;登仕郎,正九品下;文林郎,从九品上。将仕郎,从九品下。”

Template:デファクトソート:ふんりんろう



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「文林郎」の関連用語

文林郎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



文林郎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの文林郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS