鹿角市歴史民俗資料館
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施設情報 | |
事業主体 | 鹿角市 |
管理運営 | 太平ビルサービス(指定管理者) |
開館 | 2017年11月3日 |
所在地 | 〒018-5201 秋田県鹿角市花輪中花輪113 |
最寄駅 | 鹿角花輪駅 |
最寄IC | 鹿角八幡平IC |
外部リンク | https://www.ink.or.jp/~kazunorekishi/ |
プロジェクト:GLAM |
鹿角市歴史民俗資料館(かづのしれきしみんぞくしりょうかん)は、秋田県鹿角市花輪中花輪113にある博物館。1916年(大正5年)竣工の建物は木造の擬洋風建築であり、名称は旧鹿角郡公会堂(きゅうかづのぐんこうかいどう)。鹿角市指定文化財。
歴史

1882年(明治15年)1月には花輪学校が大町からこの場所に移転したが、1904年(明治37年)には旧二の丸に再移転した。花輪学校の建物が取り壊された後、1916年(大正5年)9月23日には大正天皇御大礼記念として鹿角郡公会堂が竣工した[1]。
建物の設計は笹原緑哉であり[2]、笹原は小坂鉱山の関係者だったとされている[3]。秋田県では小坂町や阿仁鉱山のある阿仁町(現・北秋田市)などの鉱山町に洋風建築が多く建てられており、鹿角郡公会堂もその流れの中にあった[3]。1925年(大正14年)11月19日には秋田県立図書館花輪分館が入居した[1]。戦前には公会堂や催事場として用いられ、1937年(昭和12年)には東北六県蚕種業者大会の会場となった[1]。
戦後にはダンスホール、公民館、民俗資料室として用いられた[4]。1969年(昭和44年)には秋田県種苗交換会の協賛行事として明治100年記念民俗資料展が開催され、これを機に花輪町は民俗資料の収集を開始した[5]。1979年(昭和54年)に花輪公民館が移転したことで[6]、1982年(昭和57年)には鹿角市民俗資料室に転用された。1991年(平成3年)3月26日、「旧鹿角郡公会堂」として鹿角市指定文化財に指定された。
2016年(平成28年)には旧鹿角郡公会堂の改修工事が行われ、2017年(平成29年)11月3日に鹿角市歴史民俗資料館が開館した。
展示
旧鹿角郡公会堂 | |
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情報 | |
設計者 | 笹原緑哉 |
構造形式 | 木造 |
階数 | 平屋建 |
竣工 | 1916年 |
文化財 | 鹿角市指定文化財 |
指定・登録等日 | 1991年3月26日 |
「鉱山を支えた商業の町 花輪」を展示テーマとし、明治から昭和初期の民俗資料を展示[7]。
- 常設展示
利用案内
脚注
外部リンク
座標: 北緯40度11分26.6秒 東経140度47分31.2秒 / 北緯40.190722度 東経140.792000度
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