静岡県立三ケ日青年の家とは? わかりやすく解説

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静岡県立三ケ日青年の家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/27 09:05 UTC 版)

静岡県立三ケ日青年の家
Mikkabi Youth Center
所在地
座標 北緯34度46分56.431秒 東経137度34分44.302秒 / 北緯34.78234194度 東経137.57897278度 / 34.78234194; 137.57897278座標: 北緯34度46分56.431秒 東経137度34分44.302秒 / 北緯34.78234194度 東経137.57897278度 / 34.78234194; 137.57897278
面積 36,104 m2[1]
開園 1961年(昭和36年)5月27日
運営者 静岡県指定管理者:三ケ日フィールドパートナーズ)
駐車場 あり
公式サイト 静岡県立三ケ日青年の家
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静岡県立三ケ日青年の家(しずおかけんりつみっかびせいねんのいえ、Mikkabi Youth Center[2])は、静岡県浜松市浜名区三ヶ日町都筑に位置する社会教育施設

概要

1961年5月27日、県立の青年の家として開所した[3]。旧引佐郡三ケ日町浜名湖畔に建てられた。浜名湖を一望する雄大な自然環境の中で、野外活動や共同生活をとおして、青少年の健全育成を図ることを目的とする[4]

1974年から、当施設の主要なプログラムである「カッター訓練」が開始された[5]。1976年度の利用人数(研修延べ人数)は25,796人だった[6]

1991年5月、ログハウス5棟を有する宿泊定員200人の宿泊研修施設とヨットハーバーや艇庫を備えた新施設が完成した[5]

2005年7月1日、三ケ日町など2市8町1村が浜松市に編入され、施設の住所は浜松市となった。

2010年4月1日、静岡県立三ケ日青年の家は指定管理者制度を導入[4]小学館集英社プロダクションが指定管理者となった[7]。ダイビングインストラクターの資格をもつ同社の業務委託社員が所長に就任した[8][9]

同年6月17日、豊橋市立章南中学校の1年生94人と引率教員6人は、2泊3日の自然体験学習に取り組むため、三ケ日青年の家に入所した[5]。翌18日、ボート訓練中、20人が乗ったカッターボートが転覆。この事故により1年生の女子生徒が死亡した[10][11]。2013年2月12日、静岡県警察は三ケ日青年の家の元所長ら関係者計6人を業務上過失致死の疑いで書類送検した[12]。2015年11月18日、静岡地方裁判所は元所長に禁錮1年6月、執行猶予3年の判決を下した。中学校側の過失は認められなかった[8]

2014年4月1日、指定管理者が三ケ日フィールドパートナーズ(構成企業:株式会社ヤタロー、株式会社東急コミュニティー・シップマン)に変わった[7]

2016年4月から海洋活動が再開された[4]。ボートの老朽化や児童・生徒らの体力低下を理由に、2024年度限りでカッターボートの運用が廃止された。2025年4月以降の海洋活動はダブルハルカヌーが使用される予定[13]

アクセス

  • バス。浜松駅前バスターミナル15番「三ヶ日行」乗車、「都筑」下車、徒歩15分。
  • 天竜浜名湖鉄道
    • 「掛川」乗車、「東都筑」下車、徒歩20分。
    • 「新所原」乗車、「東都筑」下車、徒歩20分。

脚注

  1. ^ 施設概要”. 静岡県立三ケ日青年の家. 2025年3月25日閲覧。
  2. ^ 静岡県立三ケ日青年の家”. ESD活動支援センター. 2025年3月25日閲覧。
  3. ^ 海洋活動のご案内”. 静岡県立三ケ日青年の家. 2025年3月25日閲覧。
  4. ^ a b c 指定管理候補者の選定について 静岡県立三ケ日青年の家”. 静岡県教育委員会. 2025年3月25日閲覧。
  5. ^ a b c 静岡県教育委員会 2010.
  6. ^ 『三ケ日町史 下巻』, pp. 623–624.
  7. ^ a b 指定管理者交代について”. 静岡県立三ケ日青年の家 (2014年2月1日). 2025年3月18日閲覧。
  8. ^ a b 浜名湖ボート転覆事故 施設元所長に有罪判決 遺族は元校長の不起訴処分に不服申し立て”. 産経ニュース (2015年11月18日). 2020年8月10日閲覧。
  9. ^ 第44号 2010.5.28配信”. 海に学ぶ体験活動協議会. 2025年3月25日閲覧。
  10. ^ 運輸安全委員会 2012.
  11. ^ 山田一晶 (2021年2月12日). “浜名湖カッターボート転覆事故「2時間30分の真実」”. 東愛知新聞. 2025年3月18日閲覧。
  12. ^ 元校長ら6人を書類送検 浜名湖ボート転覆事故”. 日本経済新聞 (2013年2月12日). 2020年8月10日閲覧。
  13. ^ カッターボート転覆、中1女子生徒死亡事故から14年で黙とう カッターボート活動2024年度限り=浜松市”. SBS NEWS (2024年6月18日). 2025年3月25日閲覧。

参考文献

外部リンク




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