青木康浩とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 青木康浩の意味・解説 

青木康浩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/28 21:52 UTC 版)

青木 康浩
生誕 1968年
日本
職業 アニメーター、演出家、監督
活動期間 1980年代 -
代表作 『ChaO』(2025年)
テンプレートを表示

青木 康浩(あおき やすひろ、1968年 - )は、日本のアニメーター演出家アニメーション監督。かつてスタジオ・ライブに所属し、その後STUDIO4℃などを拠点に活動している[1]

概要

1980年代末からテレビアニメで動画・原画として活動を開始し、2000年代以降は作画監督、絵コンテ、演出、監督として幅広く活動している。独自のリズム感とトリッキーな演技付けで知られ、動きの密度を高めるために原画枚数を多く描くスタイルが特徴である。 2025年には、長編アニメーション映画『ChaO』の監督・キャラクターデザイン・総作画監督を務めた[2]

経歴

初期(動画・原画時代)

1980年代末から1990年代にかけて、テレビアニメの原画・動画として多数の作品に参加した。『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』や『美少女戦士セーラームーン』シリーズなどで作画を担当し、滑らかで過剰な動きが注目された。

作画監督・演出家として

2000年代には、作画監督や絵コンテ、演出としても活動を広げ、オムニバス作品や短編映画の制作にも関わった。作画技術を重視する演出スタイルが特徴で、映像全体の統一感にも定評がある[1]

長編監督として

2025年、7年の制作期間と総作画枚数10万枚以上を費やした長編映画『ChaO』で監督デビューを果たした[2]。同作では、キャラクターデザイン、総作画監督も兼任し、アニメーション表現の純粋な可能性を追求したとされる。

主な作品

作品名 担当
1991年 新世紀GPXサイバーフォーミュラ 原画
1992–1995年 美少女戦士セーラームーン シリーズ 原画
2000年 デジモンアドベンチャー02 前編 デジモンハリケーン上陸!! 後編 超絶進化!!黄金のデジメンタル 作画監督
2003年 THE ANIMATRIX 原画
2008年 BATMAN GOTHAM KNIGHT キャラクターデザイン・作画監督・原画
2012年 009 RE:CYBORG 絵コンテ
2019年 PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.2 First Guardian キャラクターデザイン[1]
2025年 ChaO 監督・キャラクターデザイン・総作画監督[2]

作風

独特の動きの「密度」や「過剰さ」に特徴があり、演技の瞬間的な表情変化や、リズミカルなカメラワークを得意とする。 その描写は「動きそのものを演出として機能させる」タイプであり、国内外のアニメーターからも高い評価を受けている。

評価

青木は、作画から監督へと昇華した「職人型アニメーター監督」として知られる。テレビアニメ黄金期(1990年代)から現代の劇場アニメまで一線で活動しており、日本のアニメーション制作の変遷を象徴する存在の一人である[2]

脚注

  1. ^ a b c MOVIE WALKER PRESS - 青木康浩
  2. ^ a b c d https://www.chao-movie.com/ 映画『ChaO』公式サイト

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  青木康浩のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「青木康浩」の関連用語

青木康浩のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



青木康浩のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの青木康浩 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS