雄弁の道
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『雄弁の道』(ゆうべんのみち、アラビア語: نهج البلاغة Nahj-ul Balāgha(h) ナフジュル・バラーガ)は、十二イマーム派の諸イマームのハディースのうち、最重要のものである。十二イマーム派には預言者のハディースの他に諸イマームのハディース、すなわちハディース・ワラウィーと呼ばれるものがある。この諸イマームのハディースのなかでも初代イマーム・アリーの説教、書簡、箴言などを集めたのが本書である。イスラーム以前のストア派の思想や古代ペルシアの叡智の言葉の影響をこの書物の中に見ることができる。この書物は11世紀に活躍した十二イマーム派の学者アッ=シャリーフ・アッ=ラディー(シャリーフ・ラディー)により編集された[1]。
- ^ 松本 耿郎 (2002). “ナフジュ・アル=バラーガ”. 岩波イスラーム辞典: 711.
- ^ a b 佐野 東生 (2016). “シーア派聖典『雄弁の道』にみる倫理 : アリーの二通の書簡より(第六部会,研究報告,<特集>第74回学術大会紀要)”. 宗教研究 89巻別冊: 259.
- ^ “雄弁の道:アリー説教集”. 2018年8月31日閲覧。
- 1 雄弁の道とは
- 2 雄弁の道の概要
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