闘うライチョウとは? わかりやすく解説

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闘うライチョウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 16:14 UTC 版)

『闘う雷鳥』
フィンランド語: Taistelevat metsot
英語: The Fighting Capercaillies
作者 フェルディナンド・フォン・ライト
製作年 1886年
種類 油彩キャンバス
寸法 124 cm × 188.5 cm (49 in × 74.2 in)
所蔵 アテネウム美術館

闘う雷鳥(たたかうらいちょう、: The Fighting Capercaillies)は、1886年フィンランド画家フェルディナンド・フォン・ライトによって描かれた油彩絵画。フェルディナンド・フォン・ライトの代表作とされ、フィンランドでは人気の高い絵画である。完成後すぐにフィンランド美術協会(Suomen Taideyhdistys)によって購入され、ヘルシンキアテネウム美術館が所有している[1]

概要

フェルディナンド・フォン・ライト(1822-1906)は、博物画家として働いたマグヌス・フォン・ライト(Magnus von Wright: 1805–1868)とヴィルヘルム・フォン・ライト(Wilhelm von Wright: 1810–1887)という2人の兄たちと同様に、幼いころから鳥や動物を描いた。この作品を描いた時、画家は高齢になっていて、故郷のフィンランドの北サヴォ県のクオピオ近くの自邸で身体的障害を持ちながら創作を続けていた。

この作品はフィンランドの野鳥、メッツォ(metsot、日本語名:ヨーロッパオオライチョウ、学名:Tetrao urogallus)が争うさまを描いた作品で、その後、ソビエト連邦の侵攻に対して「冬戦争」を戦ったフィンランド国民に対して象徴的な意味を持つようになり、フィンランドで最も多く複製が作られた作品になり、パズルなどの日常品のデザインにも用いられた。

脚注

  1. ^ EJ, Ferdinand von Wright: Taistelevat metsot Ateneumin taidemuseo. Arkistoitu 25.5.2008. Viitattu 6.7.2008.

参考文献

  • Taistelevat metsot Ateneumin taidemuseo. Arkistoitu 7.6.2007. Viitattu 27.10.2011.
  • Esittely Maammetaulut-sarjassa (PDF) Helsingin Sanomat. 30.11.2011. Arkistoitu 28.3.2016.
  • Frilander, Aino: Taistelevat metsot oli vanhanaikainen jo valmistuessaan ja taiteilijakin huonossa kunnossa – näin siitä silti tuli Suomen kopioiduin, tunnetuin teos Helsingin Sanomat. 26.10.2017. Arkistoitu 29.10.2017.



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