部分モル量
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 09:58 UTC 版)
部分モル量(ぶぶんモルりょう、英: Partial molar property)は、熱力学において、ある系の示量性状態量の変化を、その系の構成要素の一つの物質量の変化によって定量化するものである。
混合物中の成分
2つの化学種のみを含む二成分混合物の場合、ローズボームの方法を用いると、圧力と温度を一定にして、一方の化学種のモル分率の関数としてモル量を表す図から、2つの化学種の部分モル量を決定できる。曲線の任意の点における接線は、縦軸0と1との交点によって、2つの化学種の部分モル量を与える[2]。
部分モル量の計算
純物質または混合物の場合
純物質の場合、部分モル量はモル量と一致する。
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