遠州弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 22:34 UTC 版)
遠州弁(えんしゅうべん)は、旧遠江国、現在の静岡県遠州地方で使用される日本語の方言。東海東山方言の1つ。遠州弁はさらにいくつかのものに別れる。(例)水窪弁、三ヶ日弁など。
注釈
- ^ 基本的に「おる」が優勢なのは浜名湖の西にある湖西市や、浜松市浜名区三ヶ日町などの愛知県に近い地域である。浜名湖より東の地域になると「いる」が優勢であり、「おる」は浜松市では聞かれることもあるものの頻度は低く、磐田市などの中遠地方になるとほとんど使われない。さらに掛川市などの東遠地方になると「おる」は全く使われなくなる。遠州弁 § 地域差も参照。
- ^ 前述の「おる」と同じく、基本的に「連用形+とる」が優勢なのは浜名湖の西にある湖西市や、浜松市浜名区三ヶ日町などの愛知県に近い地域である。浜名湖より東の地域になると「連用形+てる」が優勢であり、「連用形+とる」は浜松市周辺ではあまり用いられず、磐田市などの中遠地方になるとほとんど使われなくなる。さらに掛川市などの東遠地方では全く使われていない。遠州弁 § 地域差も参照。
- ^ 基本的に幼い、新鮮な事が前提。
出典
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第1図 雨が(降ってきた)”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第13図 おれの(手拭)”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第23図 大工に(なった)”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第9図 そんなことを(言うな)”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第21図 見に(行った)”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第16図 (ここに)有るのは”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第32図 田中という人”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第9図 そんなことを(言うな)”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第21図 見に(行った)”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “方言文法全国地図PDF版ダウンロード 第1集―助詞編―(1989年刊) 第32図 田中という人”. 2022年8月11日閲覧。
- ^ NHK放送文化研究所(2016年)『日本語発音アクセント新辞典』
- ^ 日本放送出版協会『NHK編 日本語 発音アクセント辞典 改訂新版』ISBN 4-14-011040-6 ―解説・付録―〈発音アクセントの分布図〉第4図 母音の無声化の分布 p.68 および 〈巻末折り込み〉 巻末図1 方言色の濃い音声特色の分布図
- ^ 平山輝男ほか編『日本のことばシリーズ22静岡県のことば』(明治書院、2002年)p.5-p.9
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