趙匣剌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/17 02:38 UTC 版)
趙 匣剌（ちょう こうらつ、生没年不詳）は、モンゴル帝国（大元ウルス）に仕えた漢人将軍の一人。
- ^ 『元史』巻165列伝52趙匣剌伝,「趙匣剌者、始以父任為千戸、佩金符。中統三年、守東川。四年、宋夏貴以兵侵虎嘯山寨、元帥欽察遣匣剌率兵往禦之、貴敗走、追至新明県、斬首三十餘級。宋劉雄飛以兵犯青居山旧府、匣剌与戦於都尉垻、敗之、斬首二十餘級。欽察攻釣魚山、遣匣剌以兵千五百人略地至南垻、擊敗宋軍、生獲軍士五十七人、老幼三百四十人。従攻大良平、宋昝万寿運糧至渠江之鵝灘、匣剌邀擊之、斬首五十餘級、宋兵大敗。匣剌亦被三創、矢鏃中左肩不得出。欽察惜其驍勇、取死囚二人、刲其肩、視骨節淺深、知可出、即為鑿其創、拔鏃出之、匣剌神色不為動」
- ^ 『元史』巻165列伝52趙匣剌伝,「至元三年、為東川路先鋒使。四年、元帥拝答攻開州、至万宝山、遣匣剌以兵五百人擊宋軍、生獲四十人。五年、兼管京兆・延安両路新軍、戍東安・虎嘯山両城。宋楊立以兵護糧、送大良平、匣剌察知之、遂率所部兵与立戦於三重山、斬首百五十級、擒獲四十餘人。立敗走、棄其糧千餘石、因尽奪其甲仗旗幟而還」
- ^ 『元史』巻165列伝52趙匣剌伝,「六年、行院遣匣剌攻釣魚山之沙市、焚其敵樓。従左丞曲力吉思等入朝、詔賞白金五十両、細甲一注。九年、統軍合剌攻釣魚山、時匣剌為先鋒、領兵千人、略地至葛樹坪、与宋兵遇、生獲二十餘人、斬首四十級。十年三月、復従行院合答攻釣魚山之沙市、匣剌乗夜蟻附而登、殺其守兵、燒其積聚、生獲二十餘人以帰。又擊敗宋将張珏兵於武勝軍。行院新拔礼義山寨、命匣剌守之」
- ^ 『元史』巻165列伝52趙匣剌伝,「十二年、率舟師会攻釣魚山、戦数有功。進囲重慶、宋将趙安勒兵出戦、匣剌迎擊之、夜至二鼓、敵衆大潰。行院以其功上聞、未報而疾作、乃遣往瀘州治疾、至之夕、瀘州復叛、匣剌輿疾出戦、遂為其所獲、与従者二十人皆死之。子世顯、船橋副万戸」
[続きの解説]
- 趙匣剌のページへのリンク
