貨幣経済学とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 貨幣経済学の意味・解説 

貨幣経済学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 04:06 UTC 版)

坂口義明によれば、

「市場システムにおいては、どの主体も、経済活動を営むためにはまず処分可能な(自由に使える)貨幣を入手しなければならない。つまり企業であれば、生産活動を営むために、財市場で投資財を購入し、労働市場で労働力を雇い入れなければならないし、家計であれば、消費活動を営むために、財市場で消費財を購入しなければならない。」

としている。

そして、

「いずれにしても、処分可能な貨幣を入手していることが経済活動の前提である。逆に言えば、処分可能な貨幣をうまく調達できない経済主体は、経済活動に支障をきたすこととなる。このような条件の下で経済主体が相互作用を営む場として市場システムをとらえ、その安定性・調和性の諸条件を分析しようとするのが貨幣経済学ないし貨幣経済アプローチである」

[1]としている。

脚注

  1. ^ 坂口 2008, p. [要ページ番号].

参考文献

  • 坂口明義『貨幣経済学の基礎』ナカニシヤ出版、2008年4月。ISBN 9784779502415 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  貨幣経済学のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「貨幣経済学」の関連用語

貨幣経済学のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



貨幣経済学のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの貨幣経済学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS