認知症カフェ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 21:46 UTC 版)
認知症カフェ(にんちしょうかふぇ、Alzheimer Café )は、1997(平成9)年にオランダでオランダアルツハイマー協会(Alzheimer Nederland)と臨床老年心理学者ベレ・ミーセン(Bere Miesen)が協力して始めたものが最初である。その後急速に広まっている[1] [2]。名称は、認知症カフェの他、オレンジカフェ、もの忘れカフェなどの表現もある。認知症カフェは、認知症の当事者やその家族、知人、医療やケアの専門職、そして認知症について気になる人などが気軽に集まり、なごやかな雰囲気のもとで交流を楽しむ場所である。人が足を運びやすい場所に開設され、必要に応じて相談も行う場所である。オランダから始まり、ヨーロッパでは急速に普及し始めた[3]。日本でも、2012年、厚生労働省の新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略、2015年[4])の中で取り上げられ、2021年の段階で全国に7,904ヵ所開設されていると言われる[5]。それで「オレンジカフェ」というような呼び方をするケースもある[6]。
- ^ NHK福祉ポータル・シリーズ 認知症 “わたし”から始まる(2)- オランダ 住み慣れた我が家で、2013年3月21日、28日放送。ネット上のポータンサイトは、http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2013-03/21.htm
- ^ 朝日新聞 2015年8月7日朝刊
- ^ 武地一『認知症カフェハンドブック』クリエイツかもがわ 2015年 p.16
- ^ http://www.city.tama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000004/4172/shiryou5shinnorennjipurann.pdf
- ^ 認知症カフェの類型と効果に関する調査報告書 令和5年3月 社会福祉法人東北福祉会
- ^ 浅岡雅子の『魅力あふれる認知症カフェの始め方・続け方』では、オレンジカフェという呼称を盛んに使っている。
- ^ 認知症カフェ実施状況2020年 - 厚生労働省
- ^ 武地一・前出書 p.18
- ^ http://www.nhk.or.jp/ninchishou/
- ^ http://www.alzheimer.or.jp/?page_id=8159 関係サイト
- 1 認知症カフェとは
- 2 認知症カフェの概要
- 3 外部リンク
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