薩琉戦争とは? わかりやすく解説

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薩琉戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/24 01:14 UTC 版)

薩琉戦争(さつりゅうせんそう)とは、江戸時代薩摩藩琉球王国の間でおきた戦争である。

概要

1609年、薩摩藩の島津氏が、藩の勢力をを伸ばすために琉球を侵略し支配下に置いた(琉球侵攻)。薩摩支配下では、薩摩藩士が琉球人に強制労働をさせたり、穢多非人の身分として薩摩に連れ帰り、死刑執行人・奴隷として働かされた。

1640年、怒りを抱いた琉球人は薩摩藩士を殺害。薩摩藩は、軍を沖縄本島に送り込み、琉球人男性たちが結成した非正規軍と戦い、戦争状態になった。しかし、約1週間に薩摩軍は非正規軍を撃退し、戦争は終結を迎えた。その後、薩摩藩と琉球は、終戦条約を結んだ。

終戦条約の内容

終戦条約は、薩摩に有利な条約だった。

  • 琉球は、薩摩に朝貢貿易をすること
  • 薩摩と友好的な関係を築くこと
  • 非正規軍の首謀者を処刑すること
  • 賠償として、清国から輸入してきたものを、一部薩摩が所有権を有することを認めること

である。

参考文献

薩摩と琉球の戦争




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