能高郡とは? わかりやすく解説

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能高郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 19:04 UTC 版)

能高郡(のうこうぐん)は、日本統治時代台湾に存在した行政区画の一つであり、台中州に属した。

概要

埔里街、国姓庄、蕃地の1街1庄1蕃地を管轄し、郡役所は埔里街に置かれた。郡の東端にある能高山が名前の由来で、日月潭から北東に数十kmの距離に位置した。郡域は現在の南投県埔里鎮国姓郷仁愛郷魚池郷の一部に当たる。

1900年代以降、郡は台湾総督府の台湾中部における原住民の統治の中心となり、郡内には18もの警察署や蕃童教育所が置かれた。1930年(昭和5年)には台湾原住民による抗日蜂起事件である霧社事件が起こった。

歴代首長

郡守

  • 齋藤透[1]:1920年9月[2] -
  • 秋永長吉:1922年1月[3] -
  • 古藤誠助:1927年3月[4] -
  • 小笠原敬太郎[注 1]
  • 山下末之武:1930年11月5日 -
  • 澤井益衛:1931年[5] -
  • 釜田喜太郎:1933年[6] -
  • 大塚久義[7]
  • 神田利吉:1938年12月[8] -
  • 荒川美根太:1940年10月[9] -
  • 佐藤才幹:1942年[10] -
  • 砥上坦:1944年12月16日 -

脚注

注釈

  1. ^ 在任中に霧社事件で死亡する。

出典

  1. ^ 『台湾総督府職員録 大正9年12月』、191頁。
  2. ^ 橋本 1924, 186頁.
  3. ^ 橋本 1924, 190頁.
  4. ^ 原 1931, 418頁.
  5. ^ 五味田 1938, 404頁.
  6. ^ 興南新聞社 1943, 92頁.
  7. ^ 興南新聞社 1943, 59頁.
  8. ^ 興南新聞社 1943, 94頁.
  9. ^ 興南新聞社 1943, 12頁.
  10. ^ 興南新聞社 1943, 163頁.

参考文献




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