胡曽詩抄とは? わかりやすく解説

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胡曽詩抄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/19 08:22 UTC 版)

胡曽詩抄』(こそししょう)は、中国の晩唐の詩人胡曽が著した『詠史詩』の、日本における注釈書である。作者は、胡曽詩抄神宮本奥書や、『醍醐枝葉抄』、『智袋集』によると、玄恵とされている。

成立は、『和漢朗詠集』の注釈書であり、応永12年(1405年)の年紀を持つ『和漢朗詠集和談鈔』に『胡曽詩抄』が引用されていることから、室町時代初期の応永12年(1405年)以前である。なお、『胡曽詩抄』の作者と思われる玄恵は、観応元年(1350年)に没しているため、さらに成立年代は遡ると考えられる。『胡曽詩抄』は、『三国伝記』などにも引用が確認でき、中世の説話に広く影響を与えた。

テキスト

  • 『胡曾詩抄』伝承文学資料集成第三輯、三弥井書店、1988年

参考文献

  • 黒田彰 「三国伝記と胡曾詩抄」『中世説話の文学史的環境』 和泉書院、1987年。
  • 黒田彰 「三国伝記と和漢朗詠集和談鈔」『中世説話の文学史的環境』 和泉書院、1987年。
  • 黒田彰 「胡曾詩抄について」『中世説話の文学史的環境 続』 和泉書院、1995年。

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