美濃部慎也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/24 10:19 UTC 版)
みのべ しんや
美濃部 慎也
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生誕 | 1980年 |
出身校 | 関西学院大学 |
職業 | 実業家 |
肩書き | 株式会社ユカシカド 代表取締役CEO |
受賞 | ジャパン・ヘルスケア・ ビジネスコンテスト 優秀賞(2018年) |
美濃部 慎也(みのべ しんや、1980年 - )は、日本の実業家。株式会社ユカシカドの創業者兼代表取締役CEO。尿検査による栄養バランス評価技術を開発し、パーソナライズド・ニュートリション分野の事業を展開している。[1]
兵庫県出身。2006年関西学院大学を卒業。[2]大学時代はアメリカンフットボール部に所属した。
経歴
2006年4月、株式会社リクルートに入社。約7年間勤務し、2013年3月に退職。[3]
2013年3月15日、株式会社ユカシカドを設立し、共同創業者兼代表取締役CEOに就任。[4]同社は尿を用いた栄養検査キット「VitaNote」を開発・提供している。
起業の動機は、2005年の関西学院大学在学中にフィリピン・ネグロス島を訪問した際の体験にある。スラム街で栄養状態の悪い子どもたちと出会い、栄養の可視化の重要性を実感したことが事業創設につながった。[5]
事業内容
株式会社ユカシカドは、尿を用いた栄養バランス評価技術を開発している。主要サービスの「VitaNote」は、17種類の栄養素を分析可能で、検査期間を従来の最大3週間から1週間以内に短縮した。[6]
2021年、長野県松本市に自社工場「ユカシカドFACTORY」を開設。[4]同年、前澤ファンドを含む投資家から約15億円の資金調達を実施した。[4]
同社は「TYPE FOOD」という個別化食品サービスも展開しており、パーソナライズド・ニュートリション分野での事業を拡大している。[7]
受賞歴
2018年1月18日、経済産業省主催の第3回ジャパン・ヘルスケア・ビジネスコンテストで優秀賞を受賞。[8]
社会活動
2021年12月7日、8日に開催された東京栄養サミット2021の農林水産省サイドイベントにて、美濃部が登壇し、栄養改善サービス「VITANOTE(ビタノート)」を用いたパーソナライズド・ニュートリションの実現に向けたコミットメントを表明した。[9]
2023年8月、タンザニアFood and Nutrition Center研究者とムヒンビリ健康科学大学教員がユカシカドFACTORYを視察。美濃部は「将来的には途上国の子どもたちが気軽に栄養検査を受けられるようにしたい」という目標を掲げている。[3]
脚注
出典
- ^ 「美濃部慎也氏インタビュー」 マスメディアン、2019年。2025年閲覧。
- ^ 「Mastery for Serviceを体現する先輩たち」 関西学院大学『空の翼』2023年。2025年閲覧。
- ^ a b 「栄養の可視化、トップランナーとして駆ける」 Beyond Health、2020年5月11日。2025年閲覧。
- ^ a b c 「ユカシカド、前澤ファンドなどから約15億円調達」 日本経済新聞、2021年9月21日。2025年閲覧。
- ^ 「人 美濃部慎也氏」 日本流通産業新聞、2022年3月。2025年閲覧。
- ^ VitaNote 公式サイト 2025年閲覧。
- ^ 「ユカシカドのパーソナライズド・ニュートリション事業」 電通報、2021年。2025年閲覧。
- ^ 「第3回ジャパン・ヘルスケア・ビジネスコンテスト優秀賞」 AUBA、2018年。2025年閲覧。
- ^ 「食料・農業・農村政策審議会 食料・農業・農村政策部会 食料安定供給・環境部会 合同会合(令和5年11月22日)」 農林水産省、2023年11月22日。2025年9月22日閲覧。
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