第83集団軍とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第83集団軍の意味・解説 

第83集団軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 01:24 UTC 版)

第83集団軍第83集团军、元第54集団軍)は、中国人民解放軍陸軍の軍級部隊。中部戦区に所属する。全軍の戦略予備部隊である。

歴史

第54集団軍の前身は、1949年に編成された第44軍と第45軍である。両軍は第4野戦軍に従い南下し広東に駐屯していたが、1952年、朝鮮戦争に投入されることとなった。この時、両軍は統合されることとなったが、両軍の戦功を考慮した周恩来の計らいにより、両軍の末尾の数字"5"と"4"を取って第54軍と命名された。第54軍軍長には丁盛将軍が任命され、金城戦役等に参加した。停戦後も、暫くの間北朝鮮に駐屯した。1958年の帰国後、第54軍は西北、西南地域の匪賊討伐作戦に投入された。

1959年、チベット侵攻に参加。1962年の中印国境紛争中、インド第4軍を撃破し、インド軍に武名を轟かせた。インドの陸軍士官学校では、今日に至るまで図上演習の仮想敵には"54"の番号を付けている。

1980年代の軍縮中、第43軍が廃止され、配下の第127師が配属された。

軍部(司令部)は、河南省新郷にあるとされている。

歴代軍長

第54集団軍軍長
職名 氏名 階級 在任期間 出身校 前職
軍長 宋普選 少将
第54集団軍政治委員
職名 氏名 階級 在任期間 出身校 前職
政治委員 王洪尭 少将



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  第83集団軍のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第83集団軍」の関連用語

第83集団軍のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第83集団軍のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第83集団軍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS