第2期九段戦とは? わかりやすく解説

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第2期九段戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 15:42 UTC 版)

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第2期九段戦
開催期間 1950年 - 1951年7月22日
前九段 大山康晴(初)
第2期九段 大山康晴(2期目)
九段戦
第1期第3期 >
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第2期九段戦(だい2きくだんせん)は、1951年度九段戦である。第2期九段戦は、第4回全日本選手権戦の一環として開催された[注 1]

概要

第2期九段戦は、前期と同様にB級以上の全棋士参加で開催された[3]

本戦トーナメントは、第5期順位戦時点のA級棋士[注 2]10名と、予選を勝ち抜いた原田泰夫八段、梶一郎八段、北楯修哉八段、松下力七段、金高清吉七段、佐瀬勇次七段の6名を加えた16名で行われた[4]。その結果、南口繁一八段が勝ち上がり大山康晴九段への挑戦権を獲得した[3]

九段戦五番勝負は、大山康晴九段に南口繁一八段が挑戦し、その成績を大山九段が南口八段に3勝0敗として九段を防衛した[3][5]。大山九段の九段獲得は2期目となった。

名人九段五番勝負は、木村義雄名人と大山康晴九段によって行われ、五番勝負の成績を大山九段が木村名人に3勝2敗とした[3]

名人九段五番勝負

対局者 第1局 第2局 第3局 第4局 第5局
木村義雄 名人
大山康晴 九段 全日本選手権者獲得

九段戦五番勝負

対局者 第1局 第2局 第3局
1951年
6月24日・25日
1951年
6月29日・30日
1951年
7月21日・22日
大山康晴 九段 九段防衛
南口繁一 八段

本戦

本戦からのシード:10名
升田幸三 八段、丸田祐三 八段、塚田正夫 前名人、高島一岐代 八段、五十嵐豊一 八段、大野源一 八段、高柳敏夫 八段、板谷四郎 八段、南口繁一 八段、坂口允彦 八段
予選からの進出者:6名(名前の左に★を表記)


1回戦 2回戦 準決勝 挑戦者決定戦
丸田祐三 八段
丸田
佐瀬勇次 七段
丸田
原田泰夫 八段
原田 九段戦五番勝負進出
北楯修哉 八段
南口繁一 八段
五十嵐豊一 八段
梶一郎 八段
南口
南口繁一 八段
南口
高島一岐代 八段
塚田正夫 前名人
塚田
松下力 七段
塚田
坂口允彦 八段
大野
大野源一 八段
金高清吉 七段
金高清吉 七段
金高
板谷四郎 八段
金高
高柳敏夫 八段
升田
升田幸三 八段

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 第3回から第8回までの全日本選手権戦は、「九段戦」と「名人九段戦」の2つ棋戦を内包する方式で開催された[1][2]
  2. ^ ただし、九段保持者の大山康晴九段と、休場中の松田辰雄八段は除く。

出典

  1. ^ 山本 1966, pp. 193–194.
  2. ^ 山本 1966, p. 308.
  3. ^ a b c d 山本 1966, p. 214
  4. ^ 山本 1966, p. 215.
  5. ^ 九段戦(全日本選手権戦)・十段戦|終了・休止棋戦”. 日本将棋連盟. 2022年2月6日閲覧。

参考文献

外部リンク




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