石掛銀とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 経済 > 貨幣 > > 石掛銀の意味・解説 

石掛銀

読み方:コクガカリギン(kokugakarigin)

江戸時代大坂郷中課した公役徴収方法の一。


石掛銀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/22 13:39 UTC 版)

石掛銀(こくがかりぎん)は、江戸時代大坂市中の公役(こうえき)の徴収法のひとつである。「石掛出銀」ともいう。「役掛銀」に対する。

石掛銀は町々の石高におうじて、1石あたり銀何匁何分打というように、賦課するので、土地にたいする負担である[1]

打とは賦課の意である。石掛銀は、同面積の土地であっても同一であるとはかぎらない。無役屋敷をも打ち込みにして、すべて石高を土台にして徴すべきではあるが、いったん石高を基準にして町々に賦課されたからには、その町々では無役屋敷の分をのぞき、役掛銀とあわせて、役にわりつけて徴収するのが例であった。

石掛銀の費用は文化5年11月三郷惣年寄が書き上げた「役掛石掛名目覚書」[要文献特定詳細情報]に詳しい。

脚注

  1. ^ 井上正雄 編(日本語) 『大阪府全志: 巻之2』大阪府全志発行所、1922年、191頁https://books.google.co.jp/books?id=suxX666mMUEC&pg=PP2392022年8月20日閲覧。"公役は郷入用の為め町内に賦課するものをいひ、町役は町入用の為め町中に賦課するものをいふ。公役は町奉行所及び総会所に関する経費にして、其の徴収方法に依りて石掛銀・役掛銀の二種に分る、役掛銀は無役屋敷を除きたる家役に賦課し、石掛銀は町々の石高に応じて賦課す、即ち一は家屋に関する負担にして一は土地に関する負担なり。"。 



石掛銀と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「石掛銀」の関連用語

石掛銀のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



石掛銀のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの石掛銀 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS